ろうぞうのきばのけずれてふゆざるる

季語は「冬ざるる」です。

子どもと動物園によく行きます。

年老いた象の牙が削れて短くなったり、折れている様子を見ると何ともわびしさを感じ、冬の光景にマッチしているなと思い詠んでみました。

たた、削れるという中七と冬ざるるという下五の語感や言葉のイメージが合いすぎているとのことで選はいただけませんでした。

「削れて」を例えば「剥がれて」などとしてみると良いかもしれないとのご助言をいただきました。

確かに十七音で表現しようとすると、言葉の組み合わせの意外性は重要だよなと感じた次第です。

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