第35話 タウロニオ2

 タウロニオを始末する為に開始した戦闘だが奴自体はほとんど動かない。

動かなければやりようはあるのでオートタレットによる自動掃射を開始した。

加えて角度を付けた連弩を何発も浴びせる。

だが奴の周りの女性たちが身を挺して奴をかばい死んだあと折り重なって女体の壁を作っていく。

「しぶと過ぎる…!これでもくらえ!」


 ロケットランチャーを改造した魔力式ロケットランチャーで女体の壁を吹き飛ばし奴の催眠にかからなかったエルフ族の男性たちに魔力充填を頼み代わりを受け取って連続でぶっ放す。

 流石に吹き飛んだかと思ったらやはり使徒の二人が固すぎる。

戦場を走る強風が煙を吹き飛ばすと体中のあちこちから血を流し痛ましい姿になりながらバリアスキルで奴を守り続ける二人が現れた。

 だがここであることに気づく――。


「っ!?マリアさんがいない!総員警k「ギャァ!」「グワッ」」


鮮血の女帝スカーレットエンプレスが来やがった

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