第32話 家庭崩壊

※胸糞NTR注意※

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 俺はミシェイル。昔は軍で竜騎士なんてのをやってたが相棒のドラゴンが死んじまったんで退役して最近じゃもっぱら林業に勤しんでいる。


 妻の尻には敷かれてるが娘が3人いて他の家庭みたいに親父の事は嫌いとか言われないようなまっすぐな子に育って………たんだがなぁ?

 イストさんちのライア君とうちのパオラが結婚したまではよかったんだがパオラの奴教師になるとか言って都会の大学に行くのに一人暮らしを始めやがってよ。

 そりゃ女の一人暮らしだし心配だから一日一回くらいは電話くれって言ったりもしたがよ?

あの子は根が真面目だからきちんと約束守ってくれてたんだが…

 あいつ突然大学辞めて紹介したい人がいるというから迎え入れたら格好がひでーのなんの。

駅まで迎えに行って助手席に乗った奴を見たとき二度見しちまったぜ

運転しながら色々聞いてみたんだが「うるせーよ!あんたに関係ないだろ!」とか言われた時にゃ頭に血が上って殴りそうになっちまったぜ。あ、殴ってねぇよ?

殴ってはねぇけどよぉ…流石に軽く頭はたくくらいはしちまったぜ。悪い事したかな?あとでマリアに叱られねぇといいけど…。

そんなこんなでパオラをまるで腫物みたいに扱うしかない俺らなんだけどよ、マリアがライ君に呼んだみたいなんだよな。


 そしたらライ君次の日の朝には来てよ、別嬪さんと一緒に来たけどこいつ浮気しやがったのか?と青筋たててたら仕事関係の人だったらしくてひと安心だわ。

ただその後が厄介でよぉ…

 パオラがあれだけ好き好きいってたライ君に対して余りにも酷過ぎる暴言を吐き付けたせいライ君はしょんぼりしてあの別嬪さんと帰ってった。

 あの悲しそうな背中は軍にいたときにはよく見た大切なものがなくなった背中だったな。可哀そうに。



 そのあとはもう火中をのクリをつついたような騒がしさだったぜ。

だってそうだろ?あんなひどいことを娘や姉が言ったのを聞いてたんだからな。


そんな時だ。インターホンが鳴ったんでたまたま近くにいたエストが出たんだよ。

「ちわーっす!パオラの実家って此処っすか?俺、タウロニオっつーんでシクヨロ☆んじゃ、あいさつ代わりにこれな☆」

といった声が聞こえたと思って部屋の入口の方を見てたらエストの奴がタウロニオとかいう奴に抱き着いてやがる!

 うちの娘に何してんだと怒鳴りつけようとした途端もの凄い眩暈がして立ち上がる事すらできなくなった。


 眩暈が収まるととても素晴らしい青年がパオラとカチュアとエスト、それにマリアに抱き着かれながらニヤニヤ笑って立っていた。

「なんだタウロニオ君きていたのか。そんなとこに立ってないで座りなよ。俺はこれから仕事行ってくるからよ。それじゃマリア、タウロニオ君を頼むな?」


 早速おっぱじめている彼らを微笑ましく思いながら俺は仕事着に着替えアパートを借りるために職場の近くにある不動産屋に向かった。



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「ちょれーwwww

これもしかしてあの女神たちにも効くんじゃね?そしたらあのでかぱいが思うがままかよwwwwwwサイコーすぎwwwwwwwww」


下卑た笑い声をあげながら肉欲の宴を楽しむ男タウロニオ。

彼の毒牙はどこまで伸びるのか―――



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※以上ミシェイル家のその後でした。タウロニオは転生者です。こいつのスキルは芳香催眠といい匂いをかいで彼の声を聴くと成立してしまいます。洗って落ちる匂いではないのでライアのスキルとは相性が悪いです。

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