第27話 聖遺物 箱舟
―パオラが都会の大学に行って暫くたった後また女神様達に呼び出され、俺は例の空間にいた。
「というわけで、君の今後の目標はこんな感じだよ」
「はい。まずはその箱舟を探して起動、そして荷物の積み込みが完了次第宇宙に避難すると」
ルセリア様がホワイトボードに自己流にデフォルメされた絵をかいて説明をしてくださったのが今さっきの事。
このままスキルを育てていたのでは間に合わないとおっしゃられてね…?
星の寿命が30年程度しか持たなくなってしまったらしい。
道理で最近ニュースで天変地異が多いわけだ。
話しを戻そう。
「ええ、そうね。後は此方で洗い流すわ」
「なるほど。それではその箱舟の位置というのは…?」
「その辺はあたしからスキルを足しといたから終わったら確認してね」
「わかりました。
ですがユニス様からの贈り物とはまだ合流できておりませんが…」
「ああ大丈夫だよ。箱舟を拠点にしてる人たちの所にいるから向かえば会えると思うよ」
「そうなのですね。ありがとうございます。」
「それじゃ戻すね」
「―――ッハ!」
こうして3度目の会談?は終わりを告げた。
ちなみに今のスキル状態は相手の心位なら洗えるようになったんだけどこれじゃあ全然足りないらしい。
そんなこんなで翌日から学校をさぼってその聖遺物である箱舟を探しに地図スキルとマーカースキルを駆使してバスとタクシーを乗り継いで現地に移動するのだった―
――――――――――――――――――――――――
もう十数話?程度で終わりにします。
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