第24話


校長先生が協力してくれることになって1年後―


俺は7歳、パオラは17になった。

勿論誕生日パーティはうちとパオラ家合同でやった。

プレゼントはお小遣いを貯めてネックレスを贈った。


そうそう大体休日はパオラと一緒にいたのだがそろそろ受験勉強するという事で一人になる機会が増えた。

そうなるとおじさんの仕事を手伝う機会が増えるわけで。


「いやぁいつも悪いねイストさん!

お、今日はライ君も一緒かい?」


「はい!テルさんこんにちわ!」


こうして町の人たちと触れ合う機会も増える。

町の人たちは奥さん方は結構噂好きな人もいるが大体が俺個人として見てくれるので助かっている。


「作業無事完了しましたのでお支払いお願いします。」

「オッケー。はい、完了だよ。また頼むね」

そういって端末を差し出すおじさんに別の端末をかざすテルさん


なんだあれ?スマホみたいなものか…?

この世界にもスマホってあるんだ…


「はい、それでは。ライ君、いこう」


「うん!テルさんさようなら!」


こんな風におじさんの仕事を手伝っているとおじさんがいかに頼りにされているかがわかる。


その後もおじさんと一緒に仕事をしていると俺がスキルを使って綺麗にしておじさんが仕上げるという役割分担ができてしまった。


そういうことをしていれば必然とスキルも育つわけで―


「洗う」

スキル

・人、モノ、事柄、状況を洗うスキル

・使用例:洗う→髪の毛、洗う→皿、洗う→身元 など

・部位指定or対象指定


なんか刑事みたいな使い方例が出てるけど気にしない。

試しに使ってみたら普通に人物の名前年齢学歴職歴犯罪歴が見れた。

自分に使ってみたけど使えなかったから他人専用スキルかな?


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