第11話 教会


(えっあの勝手に人の体いじったりしてた奴らって女神だったの!?)


 驚く俺をしり目におじさんは教会内部には入らず入口からショートカットが女神ルセリア様で豊穣と創造の女神らしく、その隣の長い髪が女神ユニス様という死と再生の女神だということを教えてくれる。

中に入らないのと俺が聞くとおじさんは、


「おじさんたちハーフ種は教会に入ってはいけないルールなんだよ。

でも安心して、教会に入れないだけで他の人たちはホントにいい人達ばかりだからね。

さ、そろそろおうちにいこっか」


おじさんに手を引かれ車に戻った俺は

(ローカルルールってやつか。

こりゃ下手なことしない方がいいかもなぁ)

と考えつつミラーで教会を見ると所々に黒いものが付着していた。


そんな事があった後はおじさんの家に無事到着した。


「ライ君はこの部屋を使ってね。

トイレはここでお風呂と洗面台はここね。

何かわからないことがあったりしたら僕にきいてね。」

おじさんから部屋の案内を受けて荷物を置いてひと息つく。


(とりあえず情報を整理するか。)


・あのやべー女たちは女神だった。

・父さんと母さんとじいちゃんが死んだ遠因は女神たち?

・ハーフは教会に入れない

・なにかしらのスキルが俺にはあるらしい。

・ステータスが開けるのは6歳から

・女神はウカという星を浄化してほしい

・ステータスを開くときは誰にも見られない状況で


以上を踏まえて当面のやることは


・6歳になった日は即ステータスを確認する

・おじさんの仕事を覚える


長期的にやることは

・惑星ウカの場所を調べて浄化の段取りを整える

・スキルの検証、練磨


個人的にやりたいこと

・女神たちに代償を払わせたい



(うーん、こんなもんか…?

どの道6歳にならないと動き出せないんだよなー

今は前世の感覚でいうところの秋頃だから後半年か…)


「ライ君ご飯できたから運ぶの手伝ってくれるかーい」


「はーい!」

おっとちょっと早いけど夜ご飯ができたみたいだから手を洗っておじさんの手伝いに行く


その日の夜はおいしい煮物と豆腐ハンバーグだった。肉は貴重品なんだって。でも大変おいしかったです。

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