第12話 嫉妬
おじさんと暮らし始めて半年がたったある日電話が掛かってきた。
「はい、イストです。
やあ久しぶりだね元気してた?ライ君も元気だよ。
え?セリアちゃん?来てないけど?何かあったのかい?
ああ、うん。もしこっちに来ることがあったら連絡するよ。うん。それじゃ」
セリアに何かあったらしい
「おじさん、さっきのだれ?」
「ああ、ライ君聞いてたのかい?
ジェイク君からでね、セリアちゃんがこの時間なのにまだ帰ってないみたいなんだ。
電話しても出ないからうちに来てないかーっていう電話だったんだよ」
「セリアねーちゃんが?!」
もの凄く嫌な予感がする。
父さんと母さんが亡くなった半年後に爺ちゃんも死んだことを考えると今度はセリアが狙われているのかもしれない。
(大丈夫かな…あーこんな時携帯か連絡手段があればなぁ)
その夜は怖くなったのでおじさんに無理言って寝るまでついててもらった。
おじさんは夜中にセリアが来てもいいようにずっと起きてるつもりみたいだ
翌日ユニ姉からセリアが見つかったという連絡があった――
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