第5話 女神からの頼まれごと(強制)


「やあいらっしゃい!」


ドアを開けたら赤い髪の凄いたわわをお持ちの女性がにっこり笑いかけていた


「…?おーいきこえてるかい?」


「アッハイ聞こえています!」

女性に返答をしたら舌がちゃんと回ることに気づいた。


「よろしい。

君はライア君…アライ君と呼ぶべきかな?

単刀直入に言うよ。今回ここに君を読んだのはね、惑星ウカの浄化作業を手伝ってほしいからなんだ」

鷹揚に頷いた女性は俺が転生者だということを知っているらしい。


「え、なんで俺の名前をってか前世の名前まで…

って、え?!浄化?って綺麗にする方、ですか?」


俺が一気に押し寄せた情報に混乱していると


「待って待って端折り過ぎよ。

人の胸ばかり見てる猿に自己紹介はしなくてもいいけれど状況くらい教えてあげたら?」


どこからともなく執事服着たたわわが現れたんだが

ってか猿?猿って俺か?!こちとら死ぬまで貞操守り抜いたんじゃい!ウキキー!


「えー。

だってこっちが歓迎してるのにお邪魔しますの一言もないんだよ?失礼すぎない?

それにもうスキル植え付けたし『視』えるようにしたから用事は済んだしー」


「あ、そうなの?じゃあ帰っていいわよ。

ああ勿論不敬を働いたのだから近々取り立てに行くわね。」


(取り立て?!取り立てって何?!こわっぼったくりバーかよ)


「あ、はい。失礼しました。ってどうやって帰れば…」


やべー女達だわ関わらんとこと思って後ろを向いてからどう帰ればいいかわからず向きなおったら自室のベッドの上だった。もちろんおねしょしてた。取り立てってこれか!?


(そういやスキルがどうとか言ってた気がしたけど明日でいいや)


冷たかったので着替えてからこっそりねーちゃんの布団に潜り込んで寝た。


その次の日の朝。父母が他界した―――

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