第4話 おっきなお姉ちゃん

「ライ君が変な顔してるー

それじゃ私達も買い物行ってくるねー」

――心の中で噛みしめていたらジェイク兄ちゃんとセリア姉ちゃんは出かけるとこみたいだった。


「おう!気を付けて行ってこいよー!」


「いてらしゃ!」


いつの間にか来ていたオートパイロットのエアドライブに乗って

ジェイク兄ちゃんとセリア姉ちゃんは出かけて行った。


それからじいちゃんが作ってくれたご飯を食べたあと二人でお昼寝をしていたらユニ姉が帰ってきた。


「ただいまー。

あ、パパとママ今日デートだっけ。

ライ君は……ふふっよく寝てる。ってあら、お祖父ちゃんまで」


くすくす笑いながらお祖父ちゃんに毛布を掛けて俺の方に来たユニ姉だったが…


「はぁ~ライ君かわゆいかわゆいよぉ~ライきゅぅんハァハァ」


俺の方まで来るや否や寝ている俺の横に音もたてずに寝そべり鼻息荒く俺を可愛がる(意味深)ユニ姉


俺をまさぐる手が変な位置にいきそうになってきたので

流石にそこまでされては起きないわけにはいかず

「んぁっユニ姉おかりぃ」


「あっ目覚めちゃった?ごめんね~ライ君

今日の夜ご飯は私の担当だから腕によりかけて作るね!」

まさぐる手を慌ててひっこめて笑顔を向けて取り繕うユニ姉。

あのまま起きなきゃナニする気だったんですかねぇ?


ちなみにその日の夜は俺の好物の一つのハンバーグでした。

プロ顔負けの味に舌を巻いてあっという間に3個も食べてしまった。けふぅ。


夕食後ユニ姉がお風呂に入れてくれようとしたが慌ててじいちゃんとはいる!といったらすごく悲しそうな顔してた。

悪いことしたかなって気にもなったけど一緒に入ったら襲われそうだからこれでいいんだ。デカメロンは惜しいしじいちゃんとはいる風呂はあっついけど…!


そんなことがあった日の夜中――

ふとした拍子に目が覚めた俺はトイレにいこうとして部屋のドアを開けたら


「やあいらっしゃい!」


白い空間で快活そうなお姉さんと会ったのだった―――

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