第20話 楽しい昼食 続

…うん、頬をプクーっと膨らませている山上さんは凄く可愛いんだが、昼ご飯が始まらないので声をかけてみよう…

「えーっと、山上さん何か怒ってる?」


「怒ってませんっ」

…怒ってるな。もしかして距離が云々とかの話がダメだったのか!?

どうしたら機嫌直ってくれるかなー…

よし、何か言ってみるか…!

「あ、あー…近くないかなって言ったのは恥ずかしかったからなんだ!」

「恥ずかしい?」

お、山上さんが反応してくれたぞ。

「そ、そう…山上さんみたいに可愛い女の子にくっつかれたりしたら緊張しちゃって、お昼ご飯食べられないからさ…」

ど、どうだ…?

「可愛いだなんて…えへへ」

良かったー!!機嫌直してくれたぞー!!

「そういう事なら仕方ないですねっ!残念ですが離れます」

うん…?確かに横にズレてくれたのだが、

めっちゃ少しだけだった…。

ま、まぁさっきみたいに色々触れてないだけマシだな…。

とりあえず、ようやくお昼ご飯食べられそうだなぁ…。

ここまでのやりとりで俺は体力を使い果たしてしまったよ…ハッハッハ。

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