第18話 少し緊張?

山上さんと偶然会った土曜日、そして日曜日はあっという間に過ぎ月曜日になった。


休みの日ってすぐ終わっちゃうよねー…


俺はサッと朝食を食べて制服を着ながら少し緊張していた。…なぜかって?


今日の昼食山上さんと一緒に食べる約束をしたからだ。先週初めて一緒に食べたのだが、

変な空気にしてしまったからな…

今日はそんな事にならない様にしないとな。


正直、山上さんが俺になぜ話しかけてくれるのかこれが全く分からない…

はっ…!まさか、お、俺の事がす、す…辞めよう、自分で考えていて悲しくなったな…

自慢じゃないが、俺はモテた事など微塵もないのだ!

くだらない事を考えていると、登校する時間になっていた。

登校途中にいつもは寄らないコンビニに入り

サンドイッチを購入した。

普段は、自分で弁当を作ることが多いのだが

今日は作る気分にならなかったからである。


コンビニに寄っていたためか、結構ギリギリの時間になった。

教室に入ると、大体が席に座っていた。


席に座ると横から「今日はいつもより遅いですね」と山上さんが言ってきた。

「今日はコンビニに寄ってから来たから。

今日のお昼も、この前の場所で食べるからまたそこに来てほしいんだけど…」と言った所

「一緒に行けばいいじゃないですかっ!」と

言ってきた。

「一緒に行くと目立っちゃうから。山上さん可愛いからね」

…ダメだ、発言がキモすぎた。可愛いからねってなんじゃそりゃ。つい本心が出てしまったよ…アハハ…。しまったと思い、固まっていると「か、か、可愛いだなんて…。ムフフ…。仕方ないですね。坂井君が教室を出た少し後に行きますね。可愛い…フフ♪」


良かった。タイミングをみて来てくれるようだ。ただ、なんか顔が赤くなってニヤついているような気がするんだが…まぁ、いっか。


それから休み時間の度に山上さんの回りは人

だらけだったので特に話す事もなく、午前の

時間は過ぎていったのであった。

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