第9話 入学式
よし、まずは結論から話そう。
俺の高校デビューは失敗した…!
何故このような事になったのか理由を考えていきたいと思う…。
まずは朝、ラノベを読んだまま寝落ちしてしまっていたが、目覚めは良かった。
時間も余裕があったし、朝食もしっかり食べた。
そして、学校までの道のりもしっかり記憶していたので迷う事もなく辿り着く事が出来た。
玄関にはクラス分けが掲示されていて、一度自分のクラスに行ってから皆で体育館に向かうとの事だった。
そして、自分の教室に向かったのだがー
…おいおい、こいつら今日初対面なんだよな!?と思うくらい盛り上がっていた。
「ゆっくり会話していこー」とか思っていた俺は全くついていけなかった。
一応、話しかけてきてくれたりはしたのだが
「よろしく…」ぐらいしか言えなかった。
その後、特に誰とも話さないまま入学式も
終了した。
クラスに戻ってきて担任からの学校説明などを受け解散となった。
解散後、クラスではさっそく仲良くなったっぽい人達が連絡先を交換していた。
さっそくぼっち王に輝きそうだな…ハハ…
とか思いながらその場から離脱した。
とまぁ、こんな感じで今自宅にいるわけだ。
お前から話しかけたらええやん!とか思う
かもしれないが、あの陽キャ達に何を話しかけていいかも分からなかった。
所詮、髪を切っただけの俺には高校デビューなどムリだという事だ。
「はー…明日からさっそく学校行きたくねぇなぁ」
隼人がそう思っていた一方で―
「まさかヒーローさんが同じ学校同じクラスだったなんて♪♪明日からが楽しみです!」
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