第10話 朝のドタバタ劇

先ほど、朝の6時30分頃。

突如、ベランダから大きな物音。


ドターン! バタ!バタッ!バタッツ! ぴょん?


あやしい生命体の物陰。

どうやら、世界猫類の偵察部隊である模様。


ベランダの引き戸を開けると、すでにベランダに生命体の姿なし。

ベランダの向こうに、黒縁のたまに見かける猫様。

なぜか、上のほうを観ている。


お~い! 三味線マンが出たぞニャ~!


三味線マンが撮影するのを確認して、黒縁は去った。

そして、三味線マンは、昨日のビール缶を捨てに自販機へ。


その時すでに、茶トラは、いつものエントランスの前で監視中。

ちょうど、黒縁が見上げていたあたりで、どっしり。


よ、三味線!


三味線マンは、茶トラにいつものように挨拶。

茶トラさん、やっぱり、首輪がある。飼い猫さんだな。


また出たニャ、三味線マン・・・。

今日も、いつも通り。以上、異常はなしニャン!

アメリカンパトロールじゃにゃあ、

茶トランパトロール、ぼちぼち、開始ニャン!


・・・・・・・ ・・・・・ ・


 珍しく、朝6時台に猫様がどたばたとベランダにやってきました。おそらく、2階から飛び降りたのかと思われます。

 その勢いで反動をつけ、またも、ワタクシの部屋横のエントランスの上の屋根に上って、いつものように、茶トラさんが監視されておいでであります。


 昼は暑いからニャ~。今のうちに三味線マンの監視活動ニャン!

 

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