第8話 三味線マン・猫会議に参加の巻
本日未明、朝3時前後。なんか知らんけど、外で猫の鳴き声が。
ニャ~! にゃあ~!
そのときは、横になってうとうとしていたはずでした。
目は明けていなかったことは確かです。いうまでもなく、布団で横になっている間の出来事です。なんか知らないが、気付いたら猫が。そのうち増えて、十数匹、もとい十数名の猫様が目の前にいました。
でね、猫様のどなたかが、話し始めるのよ、人語で。
セーラームーンチャウデと思ったけど、そんなこと言うてみても始まらんから、とりあえず黙って聞いておりました。そのうち、その猫様だったか、とにかく主催者らしき猫様が、私にも話しかけてきたのよ。
「三味線マン・・・」
なぜか私が猫様に会うたびに御挨拶しておることは知れ渡っている模様。
まあ、しゃあない。世界猫類に回状が回っておるのでしょう。
さらに意見も求められたようで、私もなんかしゃべった記憶があります。他の猫様も、あれこれ話しておりました。小さいのから大きなのまで、いろいろおられました。皆さん、私のことは「三味線マン」と呼んでおられましたね。
気づいたら目が覚めて、あれれ?
外に耳を傾けると、確かに、猫様のお声がうっすらと・・・。
そういえばこの最近、茶トラの猫様がうちのアパートのエントランス上の屋根上に度々来られては、ワタクシの住居のベランダをじっと眺めておられることが度々あります。そうでなくても、どこかから買い物で帰ってきたらなんとその猫様が起こしになっていて、私の方をじっと観察しておられたり。
ひょっとあの猫様、前から知合いなのかもしれんなと。
どうやら、飼い猫の首輪もあるようだし・・・。
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