海外ドラマ「ゲームオブスローンズ」を語る
こんにちは。今回は私の大好きな海外ドラマの話を記したいと思います。
以前、エックスでぶんさん(https://kakuyomu.jp/users/fumitobun)と海外ドラマ「ゲームオブスローンズ」の話題で盛り上がり、私は一生懸命見ている人を探しているという謎の同志探し展開を繰り広げておりまして、ここでゲームオブスローンズを語り、同志を募ろうという算段です。
まず、このGOT(略名)は一言で言うと、壮大なファンタジー大作ドラマでして、一つの王座を取り合い、色んな人達が戦い、時には絡み合うという群像劇の内容となっています。主役はいません。その内容が容赦なさすぎて、グロイ、エグイ、エロスたんまり。そのおかげでR15指定なので、色々と覚悟して見る内容となっています。個人的にはR18指定でも良かったのでは、と思ってしまう内容です。肉弾戦で戦うだけではなく、人間ドラマがかなりあるのも本作の面白いところです。シーズン8で既に完結しているので、安心してラストまで見ることが出来ます。
内容は指輪物語の世界に近いところもありますが、あの雰囲気を一気にR指定にしたような感じかもしれません。
まずは1話を見ていただきたいのですが、これがかなり難解な内容でして、ここで離脱者が多く出てしまうのが、私のような布教者の悩みどころ。
・説明もなくどんどんストーリーが進む
・登場人物多すぎ問題
主にこの辺りが難解部分なのです。小説が原作でして、それを読んでないと、一度見ただけでは「意味分からん」という感想で終わるかと思います。私もそうでした。
だから私が説明します、させてください。ここで離脱するのはスーパーミラクルにもったいない、めちゃくちゃ面白い作品なのですよ。1話のネタバレは完全にあるので、ご了承ください。
まずこの4家を覚えてください。これさえ押さえておけばすっと頭に入って来るはずです。
・スターク家(主役級。心優しい人が多い)
・ラニスター家(現在の王の妻がいる。打算的な人が多い)
・タ―ガリエン家(元々王座に着いていた家。だが、バラシオン家に追いやられ、現在は兄妹のみ。滅亡寸前。遠くに逃亡中。ドラゴンが使える)
・バラシオン家(現在の王座)
他にも色んな家がどんどん出てくるのですが、冒頭ではまずこの4家さえ覚えておけばOKです。ドラマを見続けていると、自然と他の家の名も覚えていくかと思います。冒頭ではこの4家が複雑に絡みあいながら、次第に王座を巡ってのバトルを開始していきます。
●まずは世界の話
8000年程前、最初の人々が大陸ウェスタロスという地へ進行し、森の子という者達と戦い、後に講和してとてつもなく大きな氷の壁を作ります。数千年後、アンダル人がやってきて独立国家「七王国」を設立。その後にタ―ガリエン家が制服し、王座に就き、その後バラシオン家が「ロバートの反乱」を起こし、バラシオン家が王座に。
●主役級スターク家の話
この家柄は主役級が集まる家。主であるエダードを筆頭に妻と子供5人(上からロブ、サンサ、アリア、ブラン、リコン)がいます。そして腹違いの子供であるジョン・スノウもいます。人質の青年、シオン・グレイジョイも一緒に暮らしています。(昔、スターク家にグレイジョイ家は戦いを挑み、負けました。その時、人質としてスターク家は彼を預かっていますが、大切に育てられています。スターク家の主はめちゃいい人。グレイジョイ家は後からまたたくさん絡んできます)
●腹違いのジョンスノウについて
主と愛人の間に出来た青年、ジョン・スノウ。奥手で心優しき青年です。この人物が後に大きく物語を動かしていきます。かなり要チェックなイケメンです。この青年は、出生のせいでみんなから酷く煙たがられています。ですが、主であるエダードは優しく接しています。
はい、登場人物多すぎ。この時点で多すぎ。ということで、離脱者がここでも続出します。この作品はとにかく登場人物が多い。とにかく多い。
しかもこの複雑な家族関係が、全く説明なく話が進むので余計に混乱します。ですが、この記事を読んでいるあなたはきっと大丈夫。
冒頭は、この家から始まり話が進んでいきます。
スターク家は北の大地を守る家で、「ホワイトウォーカー」という伝説の悪魔みたいな存在からこの国を守っています。現在の王、バラシオン家の家臣です。近くには、防御壁となっている大きな氷の壁があり、そこで働く人々を「ナイツウォッチ」と言います。
現在の王、ロバートとスターク家の主、エダードはとても仲が良く、お互いを信頼しています。過去、ロバートは、エダードの妹リアナと婚約していましたが、タ―ガリエン家の息子レイガーに奪われ、そのことをきっかけに「ロバートの反乱」を起こしています。
1話では、王、ロバートは「王の手」という家臣、ジョン・アリンを急に亡くし、スターク家へ家族総出で大名行列並みに訪れます。そしてエダードに「次の王の手になってほしい」と伝えます。エダードは出世に興味なく迷いますが、友人のためにも最終的に引き受けることに決めます。
●そしてバラシオン家とラニスター家、ターガリエン家
バラシオン家は昔「ロバートの反乱」を起こし、当時王座だったタ―ガリエン家を滅ぼし、王座に就きます。滅ぼされたターガリエン家は娘と息子だけが生き延び、遠く離れた地で逃亡生活を送っています。そこでまた王座を奪い取ろうと企み、少しずつ力を蓄えています。このターガリエン家はドラゴンを扱え、後にドラゴンがたくさん出てきます。戦闘凄まじいです。ですが、この1話の段階では非常に弱い家柄です。
現在の王であるロバートの妻は、ラニスター家のサーセイという女性です。3人の子供もいます。そして彼女には双子の弟ジェイミーもいます。実はこの双子、愛し合っているのです。王との間の子供と言われている3人の子供は、実は全員彼との子供です。王はもちろん知りません。
そんな双子が北の大地スターク家に家族総出で訪れた時、こっそりと近親相姦中に、スターク家の次男である幼いブランに見られてしまいました。そこでなんとジェイミーがブランを塔の上から突き落とすという荒業で1話を終えます。なんちゅー終わり方。
ちなみになぜ「王の手」であったジョン・アリンが急にお亡くなりになったのか。それはこの双子のせいです。3人の子供が王の子供ではないと気付かれ、毒殺してしまいました。
このドラマは見ていると必ず叫んでしまうシーンが出てきます。私はいつもどこかで叫んでました。一言で言えば「容赦ないドラマ」。
ここまで過酷なドラマは果たしてあるのだろうか、と思わせる程に凄まじい映像で、大勢お亡くなりな展開が待っています。それに女性の裸体シーンも日常茶飯事です。あまりにも過激なので、そこが面白い部分でもあるのですが、苦手な方も多いかと思います。
なので、視聴出来ない方もおられると思います。無理にはおすすめしませんが、これだけは言わせてください。めちゃくちゃ面白い、です。ご興味ある方はぜひご覧ください。
そして、ラストのネタバレ。ここはこのドラマの全てのネタバレなので、知りたくない方はこの先を読まないでください。
シーズン7で明かされる衝撃事実。
↓
ジョン・スノウが実はターガリエン家の正当なる王の継承者でした。
実は彼、エダードの愛人の子供(落とし子)ではないのです。
エダード・スタークは家族にも誰にも言わず、ずっとその真実を隠し遠し、自分の落とし子として育てていたわけです。その理由は、エダードの妹、リアナとターガリエン家の息子、レイガーとの間に出来た子供だったからです。
この二人、実は愛し合っていたのです。形上ではリアナはレイガーにさらわれ、酷い扱いを受けたとなってはいるのですが、それは全て嘘。
愛し合っていた二人は、禁じられた恋だと理解しながらこっそり結婚までし、子供を生み、色々あって二人とも即お亡くなりに。
そこに若かりし頃のエダードが駆けつけ、後のジョン・スノウを妹リアナから預かります。そして育て上げるのです。あの愛妻家のエダードが浮気なんてするはずない。
このことがもし周囲にばれ、ジョン•スノウがターガリエン家の正当なる王位継承者となれば、もっと複雑すぎるオハナシへどんどんまっしぐらです。そこが非常に面白いのです。
この作品シーズン8まであり、他にも色んな家や登場人物が交差し、魅力的な人々が多く出てきます。複雑に色んな人物が交わり、もう最高に面白い物語です。戦闘シーンも臨場感が半端なく、制作費も非常に多いため、映画より凄いシーンもたくさん出てきます。叫びまくりです。
ということで、これでゲームオブスローンズ講義は終わります。ぜひ私と一緒にGOTの同志になり、いつか語り合いましょう。これを全部読んでくれるだけでまじであなたは凄いと思う。
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