カクヨムから警告メールが届きました〜ガイドラインに抵触する描写とはなんぞや〜

第18話 第二フェーズ

［2023年12月20日（水）21:56］から

　きたきたきたきた！

　たぶん、ココだ！

　なんと……ムーンライトでは多くの方が、過激表現がある部分のタイトルに※マークなどをつけて、注意喚起している。

　それがマナーであり、ルールなのかと思っていた自分もそれに習っていたのだが、カクヨムにもつけていた。

　自分から餌まいてどうするねん！

　しかも、PVをみてみると、他の小説のPVって、1話、2話が多くて、そこからはゆるやか〜に右肩下がりになっていく。

　この作品もその法則はばっちりあてはまっているはずなのに、問題部分だけ、PVが（ちょこっとだけど）あがっているんだよね。

　タイトルもタイトルでアレだったし。

　削除だ！

　削除！

　即刻削除だ！

　闇に葬れ！

　でも、削除しすぎると、なにがなんだかわからなくなるぞ？

　なにがなんだかわからなくなったが、泣く泣く削除した。

　自分の愚かさに、比喩的表現ではなく、涙が本当にでそうになった。

　ショックのあまり頭がくらくらしてきた。

　削除している途中、今ならわかる、あきらかにヤバい単語もでてきた。

　あかんやん。

　でも、なんども、なんども、推敲してもさ、誤字や表現がおかしいところがボロボロでてくるじゃん？

　これは、ヒューマンエラーってことで……許されていいもんじゃないですよね。

　はい。ごめんなさい。

　後悔の嵐に揉まれて大反省しているので、神様許してください。

　最初、問題部分だけを非公開にして残そうと思ったが、ボタンひとつで公開できるので、誤作動であったり、「オマエ、検閲の後、また公開するつもりだろ」とか思われて運営への心象が悪くなっても困る。ので、結局は、まるまる1章分削除した。

　唯一の救いが、削除した章にコメントがついていなかったことだ。

　コメントがついていた場合は、白紙ページで非公開にしていたかな？

　で、今度は大幅修正した部分のタイトルに目印として※印をつけることにした。

　その後、もっとやばいシーンがでてきた。

　これは、修正する前から、予測していた『描写自体はさほど問題ではなく、合意がないシーンという倫理的問題』……BLではかなりの高確率でぶちあたるシーンだが、それも削除……。

　改めて疑いの目で読み直してみると、プロの大先生の描写には遠く及ばないが、それなりにまずい表現のようにも思えてきた。

　控え目に書いたつもりだったのだが、やっぱり、だめなものはだめだろう。

　この世で評価されるのは、過程ではない、結果だ。結果が全てなのだ！

　……すごくそんな気分になってきた。

　ただし、なかったことにしてしまうと、話自体が崩壊してしまうので、なかったことにはできなかった。

　とはいえ……削除したら、なにがなんだかさっぱりわからない……空気が読めるコにしかわからない内容になってしまった。

　もう、章を統合して……という面倒な作業はやりたくなかったので、そのまま残すことにした。

　１ページあたりの文字量が極端に少ないページが残ってしまった。

　セーフだと思っていた表現、単語が、Google先生とお勉強した結果、問題表現だとわかり、それも目視で削除する。

　自分は一体、なにをしているのか……。

　淡々と文字を追うが、心のなかでは号泣していた。

　第二フェーズは悲哀と別離のフェーズであった。