第99話 寒くなりましたね

 11月も下旬になり、寒い日が続くようになりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。風邪などひかぬようご自愛なさってください。


 さて先日、この寒さもあってわが家の自動車のバッテリーがあがってしまいました。クルマに乗り、エンジンのスターターボタンを押してもインパネの計器類がちかちか点滅するだけでエンジンがかからないのです。パワースライドドアも開いたきり閉まりません。


「なんじゃこりゃ」


 室内灯はじめ計器のライトは点灯しているので、バッテリーが原因なのかよく分からず、ディーラーに電話して尋ねました。


 ――それはバッテリーですよ。


「でも、インパネの照明は点いてるし、ヘッドライトや室内灯の消し忘れもないんですよ」


 ――インパネが点いても、エンジンを動かすだけの電圧がなくなれば、エンジンはかからないですよ。


 寒くなったので、バッテリーがダメになったのだという。冬場に電池やバッテリーの電気を貯める能力が低くなることは、経験則として知ってはいたものの、急にクルマのバッテリーがダメになってしまうとは……いや、急じゃないな。たしか半年ほど前から「アイドリングストップができません」というメッセージがインパネに表示されてた。それがバッテリーを交換しろという意味だったとは気づかなかったけれど。


 原因はわかったものの、クルマが動かない事実は変わらないわけで困った。JAFに連絡して助けてもらうか? JAF会員じゃないのでお金がかかってしまう(調べると27000円!)、ディーラーも今日は引き取りに行けないという。


 もっとも早く、そして安上がりにクルマを動かす方法として、ブースターケーブルを買ってきて、通勤に使ってる軽四自動車と繋ぎ、エンジンを始動させることにしました。ブースターケーブルは3000円でした。


 知識はあるんですけどね、ブースターケーブルを繋いでバッテリーを充電したことなかったんですよ。不安。止まったクルマはミニバンで、軽四のエンジンで大丈夫なのか。不安。でも、やってみるとあっけなくエンジンを始動させることができました。バッテリーあがりのリカバリー経験値アップです。


 ただ、うちのミニバンのバッテリーはアイドリングストップ対応のものだったらしく、値段が高い! あーあ、これから年末で物入りだってのに……。みなさんも寒さに起因するトラブルにはご注意ください〜。

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