第96話 そして伝説へ

 11月14日にNintendoSwitch用ゲーム『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』が発売になり、藤光はさっそく近所のGEOで買ってきました。今回はそのレヴュー……というか、ドラクエⅢを買ってわくわくしているおじさんをリポートします(笑)



『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…(以下、ドラクエⅢ)」は、時代を変えたゲームソフトです。発売されたのは1988年。発売日に量販店の前にできた大行列がニュースで取り上げられたのを皮切りに、不人気ゲームとの抱き合わせ販売や、ゲームソフトを巡る恐喝事件や傷害事件など社会現象を巻き起こしました。


 また、ドラクエⅢをきっかけにして、ファンタジーRPGという言葉と価値観が一般に認知されるようになりました。それまではオタク同士の間でしか通用しなかった「ファンタジー(剣と魔法の世界)」という世界観を共有する漫画やアニメ、小説が作られるようになり、ゲーム業界ではその後、ドラクエⅢによく似たRPGが非常に多く作られるようになりました。


 ドラクエⅢ以前と、以後とではゲームやアニメを中心としたエンタメ作品が取り上げるテーマ・世界観がガラリと変わってしまっていて、ほんとに「時代を切り替えたゲーム」といっていいと思います。


 この押しも押されぬ名作RPGは、過去にも何度かリメイクされています。個人的には、1996年にスーパーファミコンでリメイクされたものが最高のドラクエⅢだと思っていて、今回のNintendSwitch版を買うつもりはなかったんですよね。ただ、最近遊んでいる『OCTOPATH TRAVELER』が意外なほどよくできていて、そこで採用された「HD-2D」というドット絵と3Dを合わせた表現が、今回のドラクエⅢにも採用されると知って買うことを決めたのでした。


 まだほとんど遊んでませんが、HD-2Dで描かれたドラクエⅢの世界は広いです。フィールドマップが広いのはもちろん、町やお城もこれまでになく広く感じられます。そしてめちゃくちゃ綺麗です。もちろん、ドット絵風に描画するのがHD-2Dの特徴なので、ギザギザしたグラフィックではあるのですが、わたしのようなオールドゲーマーにはこのレトロ感がちょうど良い塩梅です。


 うん、とてもおもしろそう! これから年末年始にかけて、仲間(NPCですが)たちとともに魔王退治に出かけるので、カクヨムはしょっちゅう留守にすると思います~笑笑


 

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