第90話 ウイングマン
「ウイングマン」が、テレビドラマになるというニュースは、ヤフーニュースの記事で知ってはいましたが、見るつもりはなかったのですが、偶然、YouTubeで無料配信されている第一話を見て……、すごくよくできてるじゃないか! と感心しました。
「ウイングマン」は、1983年(まじか、40年前だぞ)に少年週刊ジャンプで連載がはじまった漫画が原作のドラマです。特撮ヒーローに憧れる中学生、広野健太が異次元からやってきた美少女アオイのもつ願いを叶えるノート、ドリムノートの力を得て、自作のヒーロー、ウイングマンに変身。ドリムノートを追ってきた異次元人と戦う――というストーリーなのですが。。。
連載当時のファンとしてドラマを見ると、随所に原作へのリスペクトが感じられて好印象です。主演の藤岡真威人さん(広野健太役)、加藤小夏さん(アオイ役)が、それぞれイメージどおりで驚かされました。納得の配役です。
強い思い出補正がかかっているので客観的にみるとどうか分かりませんが、随所に感じる昭和60年代の香りとか、特撮ヒーローものにありがちな演出やカメラワークなど、ウイングマンの世界観を見事に表現できていると思いました。
ドラマを見て、なんだかカッコ悪いだとか古臭いだとか感じる人もいると思いますが、40年前の特撮ヒーローに憧れる少年を描いたドラマなので、今の感覚からみるとカッコ悪くて古臭いので正解なのです。当時だって、中学生(原作の健太は中学生という設定)が特撮ヒーローに夢中だというのは相当カッコ悪かったのです。
それが今ではすっかり世の中もオタクに優しくなって、自治体がコスプレイベントを企画したりするらしいじゃないですか。40年か……歳を取るのも悪くないなあ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます