第71話 米騒動
先日、うちの水道管が破れ、わが家で水騒動が起こったことを書いた。その後、水問題がどうなったのか? じつはまだ解決していない。奥さんは毎日実家に水をもらいに行っている。問題は長期化、慢性化の様相を呈しており、「引っ越さないといけないのだろうか」と考えはじめている。
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さて、今回のエッセイは水騒動ではなく、米騒動です。みなさんのお住まいの近くのスーパーにお米は置いてあるでしょうか。うちの近所のスーパーにはありません。お米の棚は空っぽです。ついこの間、スーパーから水が消えた! と思ったら、今度はお米が消えました。どうなってんの?
ニュースサイトなどを見ると、折りからの円安でインバウンド需要が伸びた(外国人観光客ってそんなに米食べるのかなあ)とか、昨年の猛暑で出回る米の量が少なかった(今年の夏は更に暑いので、いまから来年が心配だ)とか書いてありますが、スーパーから米が消えるほどのことかと思います。
NHKのニュースサイトでは、農林水産省が「全国的にみると必要な米は確保できている」と言っているらしいのですが、「確保できてるっていうのなら、どうして近所のスーパーに一袋の米もないんだ」って聞きたいなりますよね。
金もうけには鼻の利く転売ヤーが、米を買い占めているのか、あるいは米問屋が価格を釣り上げるために売り惜しみしているのか、うちの奥さんや実家のお義母さんは、プチパニックで、さながら令和の米騒動といったところです。
お義母さんはスーパーにお米がないので、レンジでチンする「サトウのごはん」を食べているそうですが、同じような人はほかにもいるようで、今度は「サトウのごはん」がスーパーからなくなったそうです。
わが家には、20㎏の買い置きがあったので分けてあげました。やー、大変だなあ。
いま8月なので、来月になれば、ぼちぼち新米も出回るようになるのかもしれません。が、ちゃんと収穫できるんでしょうか。水害にあった地域もありますし、台風シーズンはこれからです。需要に見合うだけの収穫があるとだれが保障できるでしょう。無事に秋がきてお米がとれますように!
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