第69話 温泉の国
いま「少年ジャンプ+」でヤマザキ・マリさんの『続テルマエ・ロマエ』を読むことができます。古代ローマの建築技師・ルシウスが現代日本の銭湯・温泉にタイムスリップしてくるというコメディが一世を風靡した『テルマエ・ロマエ』の続編です。
現代日本の銭湯・温泉文化を古代ローマ人の目を通して見ることで、日常的でありふれたものが、じつはとてもユニークなものだったと気づける仕掛けがおもしろいですね。マンガを読むだけで、よく知らない古代ローマについての知識が増えていくのも楽しいです。
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どうして『テルマエ・ロマエ』を持ち出したのかというと、わが家の水道管が破れた話――あれがまだ解決していません。蛇口からは土の混じった水が出てくるわけで、飲むことはできませんし、お風呂に使うこともためらわれます。
そう。家のお風呂に入れないんですね。オーマイガッ! 夏ですし、どこかで入浴してこなければなりません。奥さんは実家でお風呂を借りていますが、わたしの職場はクルマで1時間半もかかるので、一緒に……というわけにもいきません。
そこで家と職場との間にある日帰り温泉で入浴することを考えました。『テルマエ・ロマエ』で取り上げられているように日本にはたくさんの温泉があります。90年代、日帰り温泉がブームになり、あちこちで温泉が掘られた結果、日本全国温泉のない地域はないってくらい日帰り温泉施設ができましたからね。家と職場との間に3つくらい日帰り温泉があります。
入浴料は銭湯2回分と高いですが、日帰り温泉って意外と設備が充実しているじゃないですか。ジャグジー、打たせ湯、薬草風呂、炭酸泉、露天風呂、サウナ、岩盤浴、シャンプーとボディーソープも備え付け――って、こんなにバラエティ豊かなお風呂文化って、この国以外になかなかないんじゃないでしょうか。これが全国あちこちに数えきれないほどあるってのもすごいです。古代ローマ人でなくとも驚くでしょう。
とりあえず昨日は、森を眺める露天風呂で入浴してきました。お手軽な非日常。900円のぜいたく(この春から200円も値上げした!)。毎日は無理ですが、家の水道が直るまで温泉に通おうと思います。
温泉は好きですか? 日帰り温泉に行くとどんなお風呂に入ります? わたしは炭酸泉がお気に入りです。
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