第68話 終戦記念日ですね
今日は終戦記念日ですね。79年前に日本が戦争に敗れ、中国大陸や太平洋を舞台に何年も続けてきた戦争が終わった日です。
わたしは、それから25年後に生まれた子どもなので戦争の記憶はありませんが、戦争の記憶をたくさん抱えた大人に囲まれて成長しました。だからなのか、8月15日には粛然とした心待ちになりますね。
8月15日がなんの日か、いまさらそんなことどうでもいいよという雰囲気がわたしの周囲では支配的ですが、世界に目を向けるといまも戦争が続いている地域があります。
ニュースなどでその惨状をみると、戦争なんてろくなもんじゃないと感じざるを得ません。勝とうが負けようが、人が死んでいくことに「間違っている」ということのほかどんな意味があるというのでしょう――
――などということを考える日が一年に一度くらいはあっていいんじゃないか。そのために終戦記念日は意味があるんじゃないか。年を重ねるごとそんなふうに考える藤光でした。
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