前のエピソード――第66話　武闘派と知性派

『Ｗの悲劇』は、夏樹静子さんの有名なミステリ小説のタイトルですが、残念ながら未読です。このエッセイではタイトルだけ拝借します。

「（アルファベット）の悲劇」というコピーは、創作界隈に数限りなくありますが、元ネタはこの『Ｗの悲劇』のようです。（ただし、夏樹さんの小説もエラリー・クイーンの『Ｘの悲劇』『Ｙの悲劇』『Ｚの悲劇』へのオマージュとか。エラリー・クイーンってすごいんですねえ、読んだことないけど　汗）

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　先日の南海トラフ地震の臨時情報（巨大地震注意）発表を受けて、スーパーから災害備蓄用品がつぎつぎとなくなっているらしいのですが知ってますか？　「サントリー天然水」や「おいしい水六甲」「いろはす」といった天然水ブランドが軒並みお店からなくなってしまいました。地震が起きるかも――と怖くなった人たちが買い占めに走ってるんですねー。迷惑な地震情報だ。

　水が亡くなったので、Waterの悲劇ってわけ。

　この水不足（？）が深刻な時期、こともあろうにわが家の水道管がふたたび破れ、水道水に泥が混じる（うっすらとですが）という事態に陥りました。

　悪いことは重なる――泣きっ面に蜂というのは本当で、この三連休からお盆休みになった水道屋さんが多いらしく、水道管修理の目処がたちません。

　土が混じっているので、飲めないじゃないですか。料理にも使えませんし、洗濯やお風呂にもイマイチ。濁った水はかなり残念です。「どーすんの！？」スーパーに行っても水は売ってないんだし。

　……水道の蛇口に浄水器をつけてみました。東レのトレビーノという商品です。使ってみると水道水にうっすらと混じっていた泥がキレイになってました！　これで渇水で死ななくてすむ！　とホッとしました。通常より水が汚いので、あっという間にカトーリッジがダメになりそうですが……背に腹はかえられません。。。

　Ｗの悲劇、みなさんもお気をつけください。