第34話 春の食材と絵本の話
春は進み、葉桜が目立つようになってきました。この間まで寒かったのが嘘のような暑い日が続きます。お元気ですか、藤光です。この春は小説を書かずに、時間があればゲームをやって過ごしています。Web作家失格です。エッセイも1週間ぶり。こんなふうに書かないでいるとカクヨムでは忘れられてしまうかもしれません。
さて、うちの息子がまだ幼稚園に通っていた頃のことですから6年くらい前です。息子のために絵本を買いました。『もぐらバス』(佐藤雅彦・うちのますみ/偕成社)です。子どもの絵本のことはよく分からないので、本屋さんの児童書コーナーに目立つよう置かれていたこの本を買ったのだと思います。
当時、息子はNHKEテレが好きで(いや、いまもEテレが好きだな)、「ピタゴラスイッチ」を喜んで観ていました。『もぐらバス』は、ピタゴラスイッチの企画・監修をされていた方が作った絵本なんですね。小さなお子さんがいて、「ピタゴラスイッチ観てるよ〜」という人なら、この絵本の雰囲気とキャラクターにピタゴラスイッチと同じものを感じることができると思います。
「緩さ」と「ずらし」ですね。世界観というか価値観というか、きちんきちんとしておらず、あたり前から少しずれている――子どもにとっては可笑しくて、楽しくて、考えさせられる。そんな感じ。わたしが子どもの頃には、こういう絵本はなかったので新鮮でした。
内容は、地面の下には地面の上に住む人間たちが知らないもぐらの掘ったトンネルが張り巡らされていて、すずめやネズミやカエルたちが利用する「もぐらバス」が走っているというお話。
>ある日、いつものようにバスを走らせていたもぐらの運転手さんが急ブレーキを踏んでバスを停車させました。トンネルのまんなかにたけのこが顔を出していたからです。連絡を受けたもぐら建設のあなほり係が、たけのこを掘り出そうとしますが……。
じつは土曜日にたけのこを掘ってきました。去年もこんなこと書いたような気がしますが、毎年この時期にやってるんですね。掘ってきたたけのこのアク抜きはいつも奥さんがやってるのですが、今年は自分でやってみました。YouTubeを見ながらたけのこと格闘すること2時間あまり、無事アク抜きは成功し、月曜日のお弁当はたけのこご飯になりました。美味しかったです!
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