第26話 KACの心構え

 KACよっつめのお題を公開し、ほっと一息ついている藤光です。カク友の皆さん、KACやってますか? お題が出されてから小説を公開するまで胸がギューと苦しくなったりしませんか。しない? それは病院へ行った方がいい? ……そうかもしれませんね。KACが終わっても症状が続くようなら、病院へ行くことにします。


 タイトルに「心構え」と書きましたが、たいしたことではありません。あまり考えすぎないで書こうと言うことです。わたしの場合、今回のKACはこれまでになく脱力した状態で臨むようにしています。KACは4年目のチャレンジですが、毎年、ものすごく消耗してしまうのを繰り返していました。


 理由は、お題を使って自分なりによい小説を書こうと四苦八苦してきたからです。「よい小説を書く」ことは悪いことではありませんが、自分の能力以上のものを書こうとすると、途端に辛い作業となってしまいます。カクヨムは楽しいはずの趣味なのですから、それが辛いものとなってしまっては本末転倒です。


 もちろん、よい小説が書けた――という達成感はなにものにも代え難い「楽しいこと」ではあるのですが、精神的に辛くなってしまうのと引き換えて釣り合うとは思えません。アマチュアですから金銭的な見返りもありませんしね。


 おかげさまでここまで順調にKACは書けています。お題発表と締切まで期間が少し長くなっているのもありがたいです。カクヨム運営もわたしたちカクヨム作家の精神状態を気にするようになったのかもしれません。来年以降も、これくらいの間隔を置いてほしいと希望します。


 今回のKACでは、お題発表から約一日、思いついたアイデアの中から一番書きやすそうなものを選んで、その肝心な部分のみ取り出して書くようにしてます。殊更おもしろいアイデアを見つけようしているわけではないし、文章を練っているわけでもないので、読後に「あーおもしろかった」と感じるような小説ではないと思いますが、いまわたしが考えていることがかなり前面に出てきているので、書いている本人としてはおもしろいです。自分の気持ちを小説で整理できる感じです。


 今年は全部で8回お題が示されるようなので、残すところはあと4回です。書けるかなあ。仕事が忙しいと書けなくなるから、仕事がひまだといいな。KAC後半戦がんばるぞ〜。

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