第8話

「ここが5層目…」 

草原から一変してまた石でできた壁や床がある階層だった

そこには自分より身長が大きいゴブリンが何匹かいた

「うおっでかいなぁ〜やっぱり」

まだ入ったばかりなのか気づかれてはいないようだ

戦おうか戦はまいか悩みどころだ

こんな装備で行けるのか?

集団で囲まれたら?

そんな不安が頭によぎる

「こんなんじゃ駄目だな…」

俺は一度自分の頬を叩き活を入れる

こんなことで弱気になっちゃだめだな

なにか作はないかと考えてみる…あ!

一つだけあった!


正直この方法は外道と呼ばざるおえないが仕方ない

「怪物化!」

ゴギッ!

そうして怪物化したのはポイズンバグだった


皆さんはお気づきかな?このポイズンバグにはある攻撃と空を飛べる利点があることを…

そう状態異常攻撃だ

それで何をするかって?それはこうするんだよ!

『ギチギチ!』(喰らえや!毒粉アタック!)

『グルァッ』

お?効いてる効いてる!この調子で冒険者がいないところに毒粉!

『グルルァァァ』

ホブゴブリンは必死に腕で毒粉を払い除けようとするが俺はお構いなしに追加で空中から毒粉を振りかけるそのたびにホブゴブリンは苦しそうにのたうちまわる、必死にこちらに拳を届かせようするが生憎こちらは空中なので一向に当たらない、やがてホブゴブリンは痙攣しながらその姿がドロップ品に変わる

『ギチギチ!』(よっしゃあ!これならホブゴブリン相手でも通用するぞ!)

しかもなんといってもこの自分がモンスターの姿でモンスターを倒すのこの快感が忘れられない

『スキルがレベルアップしました』

ちょうどスキルもレベルアップしたようだ

それは後で見るとして今度はホブゴブリンになって接近戦をしてみよう!

『ギチギチ!』(怪物化!)

ゴギッ!

 ユニークスキルは使っていくほど成長していきよく馴染むだからだろうか今では怪物化も早く変身することができるようになっていた

『グルル!』(ホブゴブリンの視点たっか!しかも筋肉もすごいあるな!?)

っとそんなことは置いといて集中集中

ダンジョン内特に5層目だからな油断が命取りになることもあるだろう気を引き締めないとな

そういえばこの怪物化の能力値はどうなっているのだろう例えばこの怪物化は倒した敵と同じステータスで変身するのかはたまた姿形や特性

を引き継ぐのか試してみないとわからないな…

危なかったらすぐに逃げればいいし大丈夫だろう

『グルル!』(ヨシ!やるかあそこのホブゴブリン

に奇襲だな!)

俺は後ろからこっそり近づき思いっきり相手の股を思いっきり蹴った

ホブゴブリンは何が起こったのかわからないとゆう困惑の目と体に走る激痛に身もだえている

その隙を狙い馬乗りになり相手の顔面や顎を叩きまくった

そうすると光の粒子となって魔石がドロップした…


まさに外道ってねこんなやり方するのも俺ぐらいだろう

次は噛みついて相手の肉を食いちぎってやろう!

ポイズンバグの時は空を飛んでいて食べられなかったから不完全燃焼だったんだよなぁ 

ここなら思う存分食べれるぞ!

『グルァ!』

おっとそうこう言っていると他のホブゴブリンが襲いかかってきた

相手は俺を殴ろうと右ストレートで打ち込んでくる

俺はそれを右手で反らし左手でボディブローを打ち込むホブゴブリンはそれをくらって後ろに少し吹っ飛そして反らし右手で相手の右手首を掴み口を思いっきり口を開け齧り付く

『グルル!』(いっただきま~す)

『グギャ!』

ホブゴブリンの顔が驚いた顔をしたあと体の痛みで苦悶の表情を浮かべた

齧りついた肉を無理やり歯に力を込めて食い千切る

グチャ

『グギャャャ!』

『グガッガッガッ!』(さぞ痛いだろうな!ホブゴブリンだが、俺は成長するお前らよりも更に上へ行く!こんなところで止まってるわけにはいけないんだよ!)

引きちぎった肉を吐き捨て次の攻撃に出る

掴んでいた腕を開放する

急に開放されたためホブゴブリンはよろけてしまい尻餅をついた  

そこに思いっきし顎に右ストレートをぶち込む!

『グギャ!』

短い悲鳴とともに光の粒子となって魔石とスキルチケットを落とした

『グルル〜!』(勝ったぞ!俺一人でしかも接近戦で勝てた!)

そうやって俺は最初の鬼門5層目を突破したのだった…





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