第5話
冒険者の受付窓口では換金や依頼などを
受け取ることができる
今現在は冒険者の狩りが終わったのか多くの冒険者でいっぱいになっている受付の人も大変そうだなと思って並んでいると何時の間にか自分の番となった
「これを換金してほしいんですけど」
カウンターに魔石とゴブリンが持っていたナイフをドバッと出した
「これはまたずいぶんと量がありますね」
受付嬢がドロップ品を確認すると少し驚いた顔で慣れた手つきで仕分け作業に入っている
「ゴブリンの魔石が120個スライムの魔石が40個ゴブリンのナイフが10個ダンジョン税が20%で25920円です」
はやっ!こんなに早く終わんのか…まぁ機械みたいなのも使ってたからそれで早くできたのかな?
そして値段なんだが
はじめにしては結構いい値段ではないだろうか
この調子で頑張ればそこそこ稼げるのではないだろうか?
明日は3層目のウルフを相手にしてみよう
お金が稼げて強くもなれる一石二鳥ですな
「ありがとうございます!」
「はいまたのお越しをお待ちしています」
そう言って無表情に戻った受付嬢がお辞儀をした…
☆☆☆
真夏の暑さに耐えダンジョンからいつもの一軒家に帰った
ガチャ
「ただいま〜」
「おかえり~どうだった?」
小走りで癒やしのマイエンジェルが俺を出迎えてくれた
「思った以上に稼げそうだし何より楽しかったわ」そう言いながら荷物を片付けいつものテーブルへと足を運んだ
「それは良かったね!ご飯もう出来てるよ!」
両親は共働きで帰りがいつも遅いのでこうして俺か妹が料理を作っているのだ、全くできた妹だ
「いつもありがとうな!お兄ちゃん妹の御飯食べれるだけで幸せだよ」
「もう…大袈裟なんだからまぁ、そんなとこもお兄ちゃんの良いところなんだけどね…」
そう言いながら料理を運んでくる妹は天使に違いない
「はい!どうぞ召し上がれ!」
「ありがとう、それじゃあいただきます!」
今日は妹特性のオムライスのようだった
オムライスの匂いが鼻に入るとダンジョンで動いて疲れた体が食を欲しているようだ
一口スプーンで掬い口にいれるとケチャプと卵の味が口の中に広がった
「やっぱり花音の料理は上手いなぁ」
「まぁいつも頑張ってるからね!ところでおみあげは?」
「あ…」
俺は大事なことを忘れていたらしい
そんなこともありつつ今日とゆう日が終わりを迎えていくのだった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます