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2024年8月24日 00:24 編集済
姫の馬車のスレイプニルは大きな馬体の軍馬で替わりが効くと思いますし、国王のグリフォンとフンボルト将軍のスクエアバイソンにいたっては、すぐに使う理由もなく、ただカッコイイから欲しいというだけの子供の我儘と同じなので無視するべきだと思います。お人好しな主人公に付け込んで何でもかんでも集ろうとする無神経な態度には正直イラっとします。
作者からの返信
拙作をお読み頂き有難うございます。いつも感想や誤字のご指摘有難う御座います。大変助かっております。さて、戴いた感想につきましては日本人の感覚としたら至極もっともな事かと思います。ですので少々この国、世界の『設定』を説明させて頂こうと思います。ご承知いただいているかと思いますが、陸上での生態系の頂点は人ではなく魔獣です。人間も魔獣からすると捕食対象でしかありません。しかも魔獣は太古からほゞ劣化せず能力を維持し続ける生体兵器であり、積極的に敵国の人間を狙い捕食します。本来であれば創造主たる国の人間(種族)は襲わない様に遺伝子レベルで『設定』されているのですが、敵味方問わず旧人類(古代人)が『精霊』と交配、種族(新人類)として定着してしまった事と、純粋な旧人類では荒廃した世界を生き延びる事が出来ず、『創造主たる国の人間』を含めた旧人類は絶滅、結果生き延びた新人類すべてが魔獣の捕食対象になってしまいました。新人類は出生率もかなり低いうえに魔獣の脅威に対抗する必要も有る為、荒廃した世界で改めて村、街、国と共同体としての規模を徐々に大きくして行きます。その際にも魔獣の脅威は続く為に悲しくも身障者、未亡人、孤児となってしまった者達を共同体で養っていくにあたり、共同体その物が家族の様な性質を持って結果個人の財産だったものが共有財産化して行きます。これにより強者は弱者の命を守り、勝ち取った物を施しとして与え、弱者は強者へ労働力を提供します。そして強者は共有財産を配分する裁量権を持つ事となり、弱者は求める財産があれば自分に配分してほしいと強者に願い出る事になります。強大な自然界を生き延びる為に人が試行錯誤の上編み出した共同体(コロニー)の制度では現在の地球でもしばしばある事で御座います。※ヨーロッパのジプシー(移動型民族)やアフリカの少数民族等。法律や貴族制度も有るそれなりに発達した文明となったこの物語の時点でも、魔獣の脅威と出生率の低さ故に生きる事は未だ厳しい事から、そのような考え方、風習が依然として残っている状態です。つまりクルトンに色々無心してくる事への根本的なロジックは、クルトンを生命体として自分達よりも強い、上位存在と無意識に認識している為です。以上、つたない文章ではありますが、この物語の設定の一つを説明させて頂きました。改めまして引き続きご愛読の程、宜しくお願い致します。
2024年7月8日 08:15
騎獣捕獲は緊急ではないし、後回しはもっとも。無理しなくて良いんじゃないかな。
編集済
姫の馬車のスレイプニルは大きな馬体の軍馬で替わりが効くと思いますし、国王のグリフォンとフンボルト将軍のスクエアバイソンにいたっては、すぐに使う理由もなく、ただカッコイイから欲しいというだけの子供の我儘と同じなので無視するべきだと思います。お人好しな主人公に付け込んで何でもかんでも集ろうとする無神経な態度には正直イラっとします。
作者からの返信
拙作をお読み頂き有難うございます。
いつも感想や誤字のご指摘有難う御座います。
大変助かっております。
さて、戴いた感想につきましては日本人の感覚としたら至極もっともな事かと思います。
ですので少々この国、世界の『設定』を説明させて頂こうと思います。
ご承知いただいているかと思いますが、陸上での生態系の頂点は人ではなく魔獣です。
人間も魔獣からすると捕食対象でしかありません。
しかも魔獣は太古からほゞ劣化せず能力を維持し続ける生体兵器であり、積極的に敵国の人間を狙い捕食します。
本来であれば創造主たる国の人間(種族)は襲わない様に遺伝子レベルで『設定』されているのですが、敵味方問わず旧人類(古代人)が『精霊』と交配、種族(新人類)として定着してしまった事と、純粋な旧人類では荒廃した世界を生き延びる事が出来ず、『創造主たる国の人間』を含めた旧人類は絶滅、結果生き延びた新人類すべてが魔獣の捕食対象になってしまいました。
新人類は出生率もかなり低いうえに魔獣の脅威に対抗する必要も有る為、荒廃した世界で改めて村、街、国と共同体としての規模を徐々に大きくして行きます。
その際にも魔獣の脅威は続く為に悲しくも身障者、未亡人、孤児となってしまった者達を共同体で養っていくにあたり、共同体その物が家族の様な性質を持って結果個人の財産だったものが共有財産化して行きます。
これにより強者は弱者の命を守り、勝ち取った物を施しとして与え、弱者は強者へ労働力を提供します。
そして強者は共有財産を配分する裁量権を持つ事となり、弱者は求める財産があれば自分に配分してほしいと強者に願い出る事になります。
強大な自然界を生き延びる為に人が試行錯誤の上編み出した共同体(コロニー)の制度では現在の地球でもしばしばある事で御座います。
※ヨーロッパのジプシー(移動型民族)やアフリカの少数民族等。
法律や貴族制度も有るそれなりに発達した文明となったこの物語の時点でも、魔獣の脅威と出生率の低さ故に生きる事は未だ厳しい事から、そのような考え方、風習が依然として残っている状態です。
つまりクルトンに色々無心してくる事への根本的なロジックは、クルトンを生命体として自分達よりも強い、上位存在と無意識に認識している為です。
以上、つたない文章ではありますが、この物語の設定の一つを説明させて頂きました。
改めまして引き続きご愛読の程、宜しくお願い致します。