兄妹愛で営む異世界人材派遣

十五話まで拝読。
邪神に呪われた妹を救いたい一心で、没落寸前の領地を立て直そうと必死な主人公。
「人身売買」というセンセーショナルな言葉を繰り返し使っていますが、職業訓練を施した領民を出稼ぎに行かせ、そこからかかった教育費を返還させるというある種の育英事業ですね。現代の派遣会社に近いので、転生者ならではのアイデアだと思います。
制度としては14~16世紀スイスの傭兵のようなイメージですが、あちらは給与の一部を上納させるのではなく訓練された兵士を貸し出すことでレンタル料を得ているのでまた少し違うのかな?
読みやすい文章で一話の文量も短いのでサクサク気軽に読めます。
折々に触れ主人公の妹への愛情が前面に出ているのも刺さる人には刺さると思います。
このたびは企画参加ありがとうございました。

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