第4話 いじめ、
みなさんもニュースでよく見るのではないだろうか、◯◯学校の部活が暴力事件で出場停止処分。私も大人になった今よく耳にするようになった。現在は体罰などは禁止されており言葉による暴力も訴えられかねない日本になっている。いい事だとは思うがそれはあくまで公になっている事例であり実際は揉み潰されたり、泣き寝入りしたりといった事の方が多いのではないだろうか。
私の所属していた野球部では監督の出したサインを決められなかったり、サインミスをすると罰走をする風習があった。また監督やコーチがビンタをしたり足を踏むなどといった事も日常的に起きていた。ただそれが問題視されなかったのは唯の「時代」なのか、それとも親が知らないだけなのか。
先輩からもよく嫌がらせやイビリを受けた。先輩のところで私が代打に立ち結果を残したとする。すると次の試合では先輩ではなく私をスタメンで使う事もある。実力の世界では当たり前だと思っていたが。
「なんお前調子乗っとん?マグレが、監督にスタメン辞退するように言ってこい。」など日常的に言われていた。言ってしまえば圧倒的なレギュラーの先輩方はそんな事はしない。実力もあれば人格者も多かった。当落線上の選手は焦りもあるだろうが、俗に言う「嫌な先輩」が多かった。県外からも来ている人もいる為尚更焦っていたのかもしれない。
しかし反抗すれば部室に連れて行かれ殴られたりバットで叩かれたりする為間違っても反論などできなかった。毎日その嫌な先輩が辞めないか、退学にならないか祈りながら登校していた。
甲子園を夢見る球児の裏話 轟ミチル @RYOTA0413
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。甲子園を夢見る球児の裏話の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
私がうつ病になるまで、/轟ミチル
★9 エッセイ・ノンフィクション 連載中 27話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます