アイスクライマー

 任天堂のゲームとしてはあまりメジャーではないのかも知れません。


 高い塔の各階に張られた氷の床を壊して上に上にと登っていくゲームです。

 2人プレイ同時まで可能でした。

 1人を下に残していくと残された方がやられしまうというゲームです。


 そう、これは生き残りを賭けたデスゲームなのです。

 協力すれば良い。

 良心的な貴方ならそう思うでしょう。


 しかし、このゲームをプレイしていた多くは心無いガキども。

 容赦なく殺しにかかってくる友人兄弟をいかに出し抜いて先に進み、殺すか。


 これのみを考えてプレイした人々も多いのではないでしょうか。

 協力するということよりも出し抜き、殺す。

 これは後のバトル・ロワイアルを始めとするデスゲーム映画が流行る萌芽となったと私は信じています。(多分違う)


 この頃の任天堂のゲームはこういう人の暗黒面を暴き出すようなゲームを多数出していました。

 人々は争う。

 闘争を求める。


 私はその原理をこのゲームをプレイした時、感じたように思います。

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