アクションゲーム・シューティングゲーム
スーパーマリオブラザーズ
愛した、という点ではこの作品は外せませんね。
まずパッケージを見てみましょう。
ここにほぼ全ての敵味方がいます。
何故かメットとスターとワンアップキノコとコイン以外は。
コインを味方というのはあれとしてもパッケージに殆ど描けてしまっているのは素晴らしいです。
さて、何故ワンアップキノコとメットとスターは省かれてしまったのか。
ここに何か深い意味があると思うのですよ(多分ない)。
ワンアップキノコはまぁ、隠しだとして処理しましょう。
しかし、スターは何故描かれていないのか。
1-1から登場するのですから隠しでもなんでもないですよね。
しかしよく見て下さい。パッケージのイラストでマリオはクリボーを拳で殴り飛ばしています。
これはもしや……スターを取ったあとのマリオなのではないでしょうか。
描いていないだけでスターはマリオに取り込まれた後、そう思えば全てが解決します。
だとするとメット。こいつはどこに?
メット、実は序盤には出てこないのです。4-2に初登場します。
それまでは出てきません。
つまり、パッケージに描くと「いつこいつは出てくるんだよ!」 というツッコミを受ける可能性があったために、泣く泣く描けなかった。
そうは考えられないでしょうか?
ないですか、はい。
でもまぁ、メットが描かれなかったことで初見でメットを見た人は何だこいつと思ったことでしょう。
ファイアも効かない厄介なやつです。
踏んで彼方に飛ばしてしまうか、穴に蹴落とす、またはスターで滅殺するしかない存在です。
これがパッケージに描かれていれば強敵感はさっぱりなくなってしまう気がしませんか?
姿が見えるだけで弱体する。
正体は不明な方が敵が強く感じるという心理を利用しまくったのがスーパーマリオブラザーズのパッケージなのではないでしょうか。
とまぁ、パッケージ絵の一枚でここまで妄想しましたが、本当にこのゲームは遊びました。
今となってはもう全てわかってしまったのでプレイすることはないでしょうが、当時は冒険がありました。
攻略本もなしにマップを記憶するその行為そのものが楽しかったはずです。
このゲームは世界に様々な変革をもたらしたエポックメイキングな作品。
私はそう思っています。
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