社畜、ルーム案内される

コンテストの応募の字数が足りず、急遽たくさん投稿してすみませんでした。

これからは元の2、3日に1回の12時投稿に戻しますのでよろしくお願います。




俺が現在、白と黒が基調となっているモダンハウスの中を歩いている。

こんな高級感の漂う家が俺の家だなんていまだに信じられない。


「こっちがキッチンです」


シロと晴翔から説明を受けて思ったんだがこれ広すぎないか!?

何LDKだよ!

設備も充実しすぎているレベルでやばい。

頭がパンクしそうだからここで一回整理しておこう。

じゃなきゃ俺の頭が死ぬ。


すごいものリスト


俺の家

•屋外プール

•魔導武具アーティファクトなどの貴重品保

 管用のセキュリティルーム

•個人訓練用のダンジョン再現部屋

•バカクソでかい庭

•部屋十部屋以上(具体的には1階に6部屋2階

 に5部屋)倉庫含む

•敷地に端の方に使用人の住む家


ギルド

•保管用金庫

•自動販売機×2(1週間に一回補充が来るらし

 い)

•訓練用ダンジョン再現体育館

•部屋十部屋くらい(応接室なども含む)


うーん、並べてみるとやばいってことがよくわかるな。

マジでやばい。

もうそれしか出てこない。

ってかこんだけやったんだったらめっちゃ金かかってるんじゃ?


「えーと、ちなみにこれいくらくらいで……?」


俺が恐る恐る聞くとシロと晴翔はいとも簡単そうに答えた。


「そうですね、まぁ、2億近くですね」


「はぁ!? に、2億!?」


いやいや、なんでそんならあっさりと言えるんだよ。

2億だぞ2億。

これだけあればしばらくは遊んで生活できるレベルだぞ!


俺がそう思っていると察したのか晴翔が補足説明をしてきた。


「ストさん、社長の資金力を舐めないでください。超大手のパラワーの社長ですよ?」


確かに……

そう言われればなんか納得できるわ。

そういや俺、忘れてたけどそんな大手の社長から資金の協力を約束されてたんだった。

すごいな会社パワー。


「とまぁ、ギルドとストさんの家はこんな感じですね」


「いやぁ、すごいなぁ」


「あっ、そうだ。説明忘れてましたけどストさんの要望していセキュリティなんですが」


あ、そうそう。

頼んだわ。

俺の持っているこの武器たちを保管するところ。


「こいつらはどうやって保管するんだ?」


俺は腰にかけてある二つの魔導武具を撫でながらそう言った。


「セキュリティは顔認証になっているんですよ。ストさんのしか許可を出していないのでスト以外が入ろうとしても中には入れません。それに無理やり入ろうとしても無駄です」


「無駄ってどういうことだ?」


「壁や扉の素材は簡単に壊れない頑丈な素材で出来ているんですよ。それに魔法やスキルに耐性のあるダンジョン素材を使ってあるのでそう言った面でも安心です」


……マジか。

凄すぎないかダンジョンの素材。

魔法はまだわかるけどスキルまで対策できるのかよ。


「まぁ、それによってセキュリティに3000万くらいかかっちゃったんですけどね」


「は!? 3000万!?」


かかりすぎだろ!

って思ったけどよく考えたらそうでもないかも。

スキルも対策できるんだったらそこまでかかっても不思議じゃないしな。


「改めてこれでこのギルドと家の案内と説明は終わりです」


「ありがとう」


めっちゃわかりやすかった。

多分……というか間違いなく俺1人で見て回ったら何にも理解できないな。

まぁ、それは考えないでおこう。


それでどうするかな。

これからの予定は特に何もないしな。

さっきシロと晴翔が言っていたようにまだギルドの募集で2次面接に来るまでにはまだまだ時間がかかるからな。


「これからどうするかな」


俺がそう呟くとシロはそれを拾って聞いてきた。


「どういうことですか?」


「あ、聞こえてたか。いやな、ギルドも家も完成したしシリーズも完結した。これからやることがないなって」


「あー、そうですね。確かにシリーズという大きな企画が終わった今、ストさんの人気はどんどんと上がってきています。ここに乗じてさらに人気を増やしていきたいところですもんね。それに大きいと言っても普段の配信を続けているようなのですからね」


そう、そうなんだよな。

いくらシリーズと言っても普段の配信をずっと続けてあるようなものだったんだよな。

だからこそ、ここで大きな企画をドンと打っ込みたいんだよなぁ。


俺がそう思っているとそこに晴翔が助け舟、いや、助け豪華客船を出してきた。


「あ、それでしたら問題ないと思いますよ?」


「え?」


「これは秘密なんですがね……近々ダンジョンソロランキングトップ10によるランキング選をやることになったんですよ」


え、まじで?

そんなものあったの?


俺が思いながらシロはどうなんだろうと思って見てみるとシロも口をあんぐりとしていた。


シロも知らなかったんか。

じゃあ俺が知る由もないんだよなぁ。

俺もそろそろそう言った情報面も強くなっていかないとな。


「つまり、ここで大きな企画が出てくるわけなんです!!」


晴翔はここぞとばかりに熱を込めてそう言った。


ナイスタイミングすぎるだろ!

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