第3話 『銀河連盟の憂鬱は底無しである。』


議長


 『地球人類は、戦争をやめたか?』



シポク参議


 『いえ、各派閥とも絶対に最後までやると言っています。我々の忠告は聴きません。』



議長


 『仕方ないなあ。では、全地表を南極以外は、10キロ皮剥きしろ。』



シポク参議


 『人類も多くの生物も絶望的ですが。』



議長


 『宇宙のためだ。やむを得ず。』



 地球は、一皮むかれた。


 宇宙船で脱出していたふたり以外は、助からなかった。


 しかし、地底から、新しい主が現れたのである。

 

 そう、地下深く避難した、(未発見の)南極ハダカデバネズミ族である。


 ハダカデバネズミ族の生命力は、人類の比ではない。


 銀河連盟の憂鬱は、収まらない。


 地球は不滅なり。



     おわり


      🙇

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『銀河連盟の憂鬱』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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