崖っぷち西州事変／忘れじのオブリージュ

【30～37】登場人物おさらい

〈崖っぷち西州事変／忘れじのオブリージュ〉

・トウ＝テン（40）

　用心棒。久鳳出身。178㎝。

　久鳳の元第四位将軍。サクの用心棒。

　腐傷のスリップダメージ（01.）、冬の湖で寒中水泳（05.）、雪崩の下敷き（09.）、逸脱者と戦闘（11.）と、これまであらゆる困難を超えてきたが、とうとう丸腰で傭兵団と戦う羽目になった。人外じみた動体視力と反射神経が災いして重傷を負う。

　【最新話の近況】典薬寮で治療中

・サクナギ（15）

　薬師。西州国出身。154㎝。

　トウ＝テンと生きていくという希望を胸に、ホーリーの記憶、そして自身の過去と向き合い、〈CUBE〉を船から解放しようとする。

　不意に聞こえた銃声で対話を中断。ハッコウ傭兵団と交戦中のトウ＝テンを庇おうと飛び出して逆に庇われ、最悪の結果を招いてしまう。

　【最新話の近況】〈CUBE〉と強制交代中

・スイハ＝ヤースン（15）

　ヤースン家三男。西州国出身。165㎝。

　自分がラザロ＝ヤースンの子ではないとわかったとき、まず姉と血の繋がりがないことにショックを受ける筋金入りのシスコン。泣いてスッキリ療法は効く。長兄がやっと助かったと思ったら今度は次兄の体調がヤバそうで、心安まる暇がない。

　銃声のあと、ホノエの指示でいち早く典薬寮に救急要請を出しに向かっていた。

　【最新話の近況】ナサニエルにホールドされてる

・ナサニエル（37）

　魔道士。ヨーム王国出身。175㎝。

　〈CUBE〉の音声を出力せよという無茶ぶりに応えた天才魔道士。戦闘より元々こういうことのほうが得意。普段からやってる空中浮遊も実は高等技術だったりする。

　ヒバリで死にかけて（17.）から命の危機に敏感で、有事のときほど慎重になってしまうデバフにかかっている。オリジンの癇癪は特に手に負えない。

　【最新話の近況】スイハをホールド中

・ホノエ＝ヤースン（24）

　ヤースン家次男。西州国出身。172㎝。

　弟の働きを認めない父にご立腹のお兄ちゃん。ヤースン家の苦労人。

　図書寮の奥深くに隠されていたデバイスを起動・閲覧したこと（15.）でナノマシンに感染。脳への侵食が年々進んでおり慢性的な頭痛に悩まされている。

　自身の体調不良をずっと家族に隠していた。

　【最新話の近況】ドローンに付き纏われている

・ユウナギ（27）

　西州国の公子。西州国出身。162㎝。

　愛と復讐に燃える帰って来た女。母体の死によって誕生と同時に〈CUBE〉から失敗作の落胤を押され、アサナギを延命するためのドナーとして生かされた。

　アサナギを殺害して異変の発端を作った張本人。

　メイサとジェインを気に入り、ユニと一緒に隠してしまう。

　【最新話の近況】カルグの部屋でゴロゴロしてる

・〈CUBE〉

　人工知能。母星出身。（船の全長）46㎞。

　精査の結果、ポンコツを自覚して落ち込んでいる人工知能。サクナギとの対話を通じて共通する記憶、自我を確認できて、だいぶ救われている。船を降りるという提案を「ちょっといいな」と思ってたけど、緊急事態の連続で全部吹っ飛んだ。

　ホーリーの死後、人類の生殺与奪を握るラスボス的なことをやっていた時期がある。言いたくない過去ってのはこれ。

　【最新話の近況】サクの体を借りて出てきた