マイナンバー及びマイナンバーカードについて、私は基本的には賛成はしています。もともと「税と社会保障に関わる番号制度」と言われていたとおり、税の基礎となる収入や資産を正しく把握し、適切かつ効率的な社会保障を行うためには、何らかの名寄せの方法は必要だと思います。ただし、それは国民の利便性や安心感を無視してよいものではなく、何でもマイナンバーカードに統一すればよいというものではないと思っています。その問題の最たるものが、現在政府が強行しようとしている「紙の保険証の廃止」であり、本稿は現状と課題をわかりやすく整理し指摘しています。マイナ保険証について考察したい人にとっては、非常に参考になると思います。