ジレジレ、ドキドキ、淡くて切ない

日常が丹念に描かれているお陰で、普通の会話に盛り込まれたジレジレの駆け引きに、より一層ドキドキします。淡くて切ない恋心にドップリ漬かった後、それだけで終わらずに×××という小道具にまで意外などんでん返しが仕組まれていて、読者がジレジレ気分から日常に切り替えられ、作品が切れ良くスッキリ終わるので、めちゃくちゃ読後感が良いです。
ぜひぜひ、この読み味をお試しあれ。