第8話 初めまして従者様

後ろでお父様の従者が「お話中失礼致します。

リオナ様。お初にお目にかかります。私、ルイ様の従者をしています。腐れ縁といいますか、幼なじみでもあります。オクタルスと申します。どうぞよろしくお願いいたしします。公爵様(ルイ様)はせっかく仲良くなれたリオナ様をまだお嫁にはだしたくないようです」と言っている。


それはどういうことなのかと聞こうとした時、お父様が「おい、オク余計なことは言うな。」と怒っていた。


すると笑いながらオクタルスは「失礼いたしました。」といってさがっていった。


お父様は「リオナ、さっきのは気にしなくていい。殿下とはお前の12歳の社交界デビューの時に会う予定だよ。」と教えてくれた。


そして、「これから言うことは私の自分勝手なことで、お前の努力を無駄にするようならほんとにすまない。お前は王妃になるために今まで勉強をしてきたと思う。だが、嫌ならやめてもいい。私が言えることでない、ほんとにすまない。だが、その努力を活かしてすきなことをしてもいい。ということを覚えていておいてくれ」と言われた。


その日の夜複雑の気持ちの私をメアリに心配されながらも眠りについた。


そして、何ヶ月もしてお父様と徐々に仲良くなっていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る