第9曲 最終試験

 楽長がそう話すと生徒たちは開かれた門へと歩み出した。


? 『たいそうな爺さんだなありゃぁ、よしっ!最終試験合格すんぞ〜!』


?? 『貴様みたいな下等音楽家が受かるわけなかろう。』


? 『あ?なんだいきなり、失礼野郎だな?』


?? 『野郎ではない、私の名は【アルフレッド・ララ・ローラン】だ!貴様の小さい脳に刻んどくんだな!』


? 〔なんだこいつ、、貴族かなんかか?ましてやすげぇ上から目線だし。うぜぇ、、〕


ローラン 『さぁ、道を開けよ下等アーティストども!私が通る!』


? 〔すげぇなまだ受かってもねぇのにあの態度たいそうな自信だぜ。〕


生徒 『なんだこいつ』     『うぜぇ』

   『どうせ落ちる』     『だっせ』


葉 『おい!そこ!勝手に入ろうとすんなや!

こっちが許可するまで入るな!』


ローラン 『これはこれは先生殿。申し遅れました、私はローラン。合格は当たり前なのでもう先に進もうかと思った所存です。』


葉 『自信があんのは良いけどよ、マナーは守れ。じゃなきゃお前も帰らすぞ?』


ローラン 『これは失敬。申し訳ない、では声が掛かるまで待つとします。』


? 〔先生には忠実なんだなあいつ〕


獄 『葉さん、俺も試験受けなきゃいけないの?』


葉 『!!まさかのさん付け!嬉しいなぁひとやん〜』


獄 『ねぇ、そういうの良いから』


葉 『楽長は見学って言ってたから良いんじゃね?先行っても。』


ローラン 〔!?!?〕

     〔あんな、見るからにして音痴トンデな人間が先に進んで良いだと!それに先生殿にあの口の聞き方だと!〕

     『おい貴様!一体何様だ!先に進むなどこのローラn』


獄 『じゃまっ。』


         ドンっ


 そう言って獄はローランと肩を接触し先へ進んだ。


? 『変な奴が多いいな』


ローラン 『...』

     『消す、、、』


葉 『おい。金髪。ここで何か起こそうってんなら黙ってないからな俺は。』


ローラン 『これは失敬。冗談ですよ!笑、黙って待ちます😊』

     〔たしか、入学後に音才試合セッションがあるはずそこであいつを消す。〕


〈アナウンス〉

ではAランクで1次合格した生徒はお進み下さい。


ローラン 『さぁ、私の時間だ』


? 〔はぁなんかもう慣れたかも〕


 先へ進むとあちらこちらに扉が付いてる部屋に着いた。


葉 『ここは【音合ピッチわせ部屋ルーム】お前ら一人一人が部屋に入れるようになってる。部屋に入ったら簡単、なんの音が鳴ってるか答えるだけだ、だが間違えたら試験失格。』

  『つまり不合格ってこと』


ローラン 『おもしろい、こんな簡単な事が試験なんて実に低レベル』


? 『こんくらいなら大丈夫だな。』


葉 『じゃあ各自部屋の前に立て。』


 生徒達は各自扉の前に立つ


葉 『それでは最終試験を始める。』




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