始まりまでの道のり 2


 目が覚めるとベットの上にいて隣にはヤンキーのような見た目をした男が話しかけてきた。


「おはよう、体の調子はどうだ?」


 俺はいきなりの出来事に混乱しながら目の前にいる男に返事と質問をした。

「おはようございます、いきなりですけどここって何処ですか?」


「ここは俺の住んでいるところの一角で死んだ君を休ませていたんだよね。」

そう言いながら空中に俺の死んだ姿を見せてきた。


驚いてしばらく動けないでいたが言われたことがようやく頭に入ってきて、男が返事をしてくれたこともあり次々と質問した。


「俺は死んだのになんで今ここにいるんですか?あなたはどういう存在なんですか?」

 いつもは初めてあった人にこんなに喋りかけないがこれまで起きたことの無い出来事を前にもしかしたらと思いつい質問してしまった。

 

「OKOK質問に答えてあげよう。まず初めに自己紹介からだね。俺の名前は特にないからテキトーに読んでくれ。陽翔(はると)のイメージ的には天使のような存在って思っていたらいいよ。あとそんな堅苦しい言葉じゃなくて知り合いに話すみたいにタメ口で話そうよ」


そう天使(?)が言い、いつの間にかそこにあった椅子に座り、ニコニコしながらこっちを向いていた。


「わ、わかった。こんな感じでいいのか?」

 初めて会った人にタメ口で話すのは慣れないため少しためらいながらも大好きな異世界ものかもと心を踊らせながら天使に答えた。


「そうそうこれから慣れていこう。さて、これからの話しだけどハルトに言っておくことがいくつかあるんだけど1つ目は君の両親は死んではないけどかなりの重症だね。まあ時間経過で治ると思うから安心してくれ。2つ目は君の予想どうり異世界に転生だね。これから楽しい時間の始まりだよ。」


「あっ!忘れるところだったけど君の記憶から死ぬ直前の記憶を消していたけど今は気持ちも落ち着いていると思うから、記憶を戻すよー」


 そう軽い調子で話しているのを聞いているといきなり自分が殺された時の記憶が戻ってきた。

 最初は気分が悪かったけど何故かあまり気にならなくなった。多分天使がなにかしたんだろうと思いそれよりも予想通り異世界に行けると知りとても興奮しながら天使と話し始めた。


 体感で大体1時間ぐらいジェルと話していた。因みに天使(?)から名前を呼びやすいように名前くれとせかされてつけたのがジェル。

天使=angel(エンジェル)=ジェルといった感じだ。


 この1時間ジェルと話してわかった事の1つ目はジェル自身神様のような存在から作られていて生まれたばかりのようでそこから必要な知識を覚えてジェルも一緒に異世界に転生するらしい。まるでAIのようだな。

 2つ目はなんとこれから異世界に行くので二人で自分のステータスを操作してスキルを選ぶらしい。しかもジェルは制限はあるが別の生き物に転生できるそうだ。


 なぜ1時間も掛かったかというとジェルと異世界の話で盛り上がったからだ。知識としては知っていたが見たことはないらしい。


「さっさとこの中のどれにするか決めようぜ!」

ジェルは俺のステータス画面を見ようと覗き込んだ。



名前:ハルト 年齢:15 種族:ハイヒューマン

称号:転生者 努力家 

Lv1     加護:死神 

職業:なし

体力:156

筋力:122

俊敏:160

物防:105

知力:300

魔力:278

魔防:70

ユニークスキル:闇移動 武術の心得

スキル:演算 超集中 体力自動回復Lv2 ストレス耐性Lv3 恐怖耐性Lv1

    痛覚耐性 一撃必殺 隠密Lv1 礼儀作法 



獲得可能スキル

暗視 千里眼 投擲 鑑定 鑑定妨害 念話 同調 魔力自動回復Lv1 言語理解 

料理 裁縫 栽培 伐採 話術 剣術 刀術 体術 格闘術 槍術 斧術 弓術

柔術 銃術 短剣術 闇魔法 影魔法 水魔法 火魔法 魔力操作 魔力探知 

生物探知 魔呼吸 浄化魔法 感覚強化 狙撃・・・


獲得可能職業

料理人 計算師 冒険者 暗殺者 探索師 教師 魔法使い 戦士 



 ジェルは驚いた顔で俺に言った。

「お前のステータスすげーな!いろんなスキル持ってるし死神からも加護もらってんじゃん!ただ魔防:70って少ないな」


ジェルによると向こうの世界での一般的なステータスは100が平均なんだとか。

「俺の魔防が低いのって地球で魔法が使われていなかったからじゃない?」

そう言うとジェルは納得したように言った。


「なるほどなー。ってことはお前の魔力が高いのは誰も魔法を使ってなくって魔力が満ちていたからなのか。あとお前知力高いな」


「受験勉強頑張ったからなー」


「俺がいいと思うスキルは暗視 鑑定 鑑定妨害 体術 歩行術 影魔法 闇魔法

言語理解 魔力自動回復Lv1がいいと思うぞ」


そう喋りながら二人でスキルを選んでいった。


結局俺のステータスはこうなった。



名前:ハルト 年齢:15 種族:ヒューマン

称号:転生者 努力家 

Lv1     加護:死神 

職業:なし

体力:156

筋力:122

俊敏:160

物防:105

知力:300

魔力:278

魔防:70

ユニークスキル:闇移動 武術の心得

スキル:演算 超集中 体力自動回復Lv2 ストレス耐性Lv3 恐怖耐性Lv1

    痛覚耐性 一撃必殺 隠密Lv1 礼儀作法 鑑定 鑑定妨害 料理 暗視             

    闇魔法 影魔法 闇魔法 歩行術 体術 槍術 短槍術 短剣術 刀術 

    言語理解 念話 



転生者・・・転生した世界でいろんな出会いがあり他の人よりも成長しやすい。


努力家…同じスキルや行動していると更に成長できる可能性がある。


加護…一部のステータスが上昇しやすくなったり、自身が成長した時に贈り物がもらえるかも



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読んでくださりありがとうございます

前よりも文字数が増え、結構疲れました。

ただ書き終わったときの達成感がいいですねw

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