関連国解説

[日本国]


現代でもおなじみな日本国がある列島。

だが「過人戦」の影響で、現代で言うところの京都府がある場所を起点に(京都を含めて)七分割に分かれてしまっている。

割れて孤立した京都府は京都島と名前と形を変える。また四国地方は治安が最も悪い地区、通称「四国ゲットー」と呼ばれる地区に変貌してしまう。

その他に

・京都島には「舞鶴拠点」という拠点が鎮座しており、自衛隊の重要拠点のひとつとなっている。

・戦時中に使われた兵器のおかげで河川が増えている。

・メガフロートの建設により、国土が若干だが広くなっている。

・沖縄は日本に属してはおらず、連合国として機能している。



ー詳細ー


過人戦から400年たった今でもその先端技術は衰えてはいず、常に第一線を行く。

東京はほかの市や地区とは違い、まるで中世のヨーロッパにあった要塞都市のような見た目が特徴的だが、都市自体は近未来的で、また防衛施設の建設が十分以上になされており、例えばはたから見ればただの高層ビルと見える構造物でも、有事の際は変形しフレームのウェポンラックや迎撃システム類、フレームの各種エネルギーを高速供給する機関に変形したりする箇所があったりと、おおよそ防衛に特化した国家とは思えないほどの兵器量を誇る。

東京都には膨大な面積の地下空間があり、中には膨大な迎撃システムや前述のフレームをサポートする機器類が設置され、その地下空間の最下層には、「過人戦」で活躍した「ストラクチャ」1機がスリープ状態で保管されている。

このほかに、京都府は島として孤立し(過人戦によって大きな島となってしまう)、重要拠点が建てられていることや、沖縄は連合国として独立した政権を立てていることなども現代との相違点として挙げられる。


京都に「ストラクチャ」を保管しなかった理由は

・京都に建てられた「舞鶴拠点」は他アジア地域への重要拠点として使用するため。

・ストラクチャが発掘された場所が東京の地下深く(鎮座している場所)であったため。(その場から動かせない為)


という理由がある。


また人種やLGBTQなどの少数派への理解度や配慮、認知度が薄い国として知られており、度々各国から突っ込まれているがそれを半ば無視して、「同性カップルや同性婚を禁止する法」や「同性を好きになったことを世間に知られると犯罪として扱われる法」、通称『同好罪』を作るなどした国でもある。その為、駆け落ちや理解度の高い国に亡命する者も多い。


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[青防区]について


現代の日本の関東地方にある架空の行政特区。本作の起点となる舞台

場所としては、神奈川県内の沿岸部下端。


詳細は不明だが、日本に在住している少数者や外国人労働者などが日本政府に度重なる抗議デモや署名の結果に獲得したと言われている行政特区である。


・前述の通り様々な人種や各少数者が入り乱れる行政特区である。


・沿岸部にある「国立青防第一 特別航空養成学校」の敷地面積の規模は思わず絶句するほど。


・エーテル濃度は平均より少し高め。


・【蒼桜】(あおえざくら)という、エーテルの影響を受け変異した、花弁の色が青い桜が見れる唯一の区であり、それもあってか桜の名所としては有名で、シーズンになると区のあちこちでこの蒼桜を見に大勢の観光客が訪れる。


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【舞鶴拠点】

京都島に置かれている大規模な拠点。

中国の東シナ海と日本海侵入、北朝鮮の軍事力強化問題を皮切りに建設された重要拠点。

その規模と組織力から「第二の自衛隊本部」と呼ばれている。


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【沖縄諸島連合】

かつての沖縄県とその周辺の島(先島諸島等)が団結してできた連合国。

日本国の自衛隊の隊員であり、圧倒的な戦闘スキルを持つ人物の一人である優莉(うり。フルネーム:「天生 優莉(あもう うり)」)の出身国でもある。

東アジアの絶妙なパワーバランスの中に生まれた国で、所属する軍組織「沖縄連合軍」は世界でも屈指の訓練の厳しさを誇る軍のひとつ。

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