第六章:フィールド解説

学校解説

【国立青防第一 特別養成学校】について×

 概要


 青防区の沿岸部に位置している寮制の男女共学校。男女比は女性が数人多い程度で特に変わったところは無い。

 名前こそ違うが、同じくフレームが使用できる人物を養成する学校が先進国を中心に全世界で140校存在している。

 本校は建物に吹き抜け構造を採用している学校であり、非常に開放的。


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 以下詳細

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 ・フレームを使用した模擬戦等を行う為、特殊な設備やコーティング等を施したホールがある。


 ・学校で所有しているフレーム名は「責誠(せきせい)」。所有数は40機。しかしながら訓練用フレームであるため単体戦闘力はかなり低く、また原則として主に緊急時と授業以外の使用は禁止されている。


 ・卒業後の進路は人それぞれだが、ここで得た知識を生かし、機械(フレームも含む)整備士やエーテルを観測する職、またはフレームを用いた職業や国を守る自衛官、通称”守り人”となる者も少なくはない。


 ・生徒・訓練生であるため、有事の際の出撃は基本的には許可されていない。した場合はそれ相応の対応が取られる。しかしながら、専用機持ちには任意で出撃できる権利がある。(第四世代フレーム(専用機)の機能の一つである「最適化機能」のパフォーマンスを最大限に活かすことと、単なる人員を補う戦力増強のため。)


 ・4年制のクラス担任制。

 科は、主にフレームを装着して授業を行う防衛科、電子的な分野の学習やオペレーターとしてフレーム装着者をサポートする通信技巧科、エーテル観測や環境のことについての学習を行う環境科の3つの学科がある。


 ・寮あり。

 ・寮は学校の反対側の位置にある。


 ・学食制


 ・校則は普通学校より緩め。


 ・ 生徒事情として所謂「派閥」 等がある。


 ・1クラス15~20名程度。選抜クラスはなし。


 ・定期考査では、基本教科の他に、フレーム関連の専門教科問題も出される。



 ・入学試験では、筆記の他にフレーム適正試験という独自のものがあり、実際にフレームを纏って起動しその適応能力を計測するというもの。計測結果は5段階のアルファベット表記。(下記に記載)

 なお、この試験で出た結果はあくまで簡易的なものであり、また一時的なものであることは留意しておきたい。



 S(最高評価)

 A(高評価)

 B(普通)

 C(低評価)

 D(最低評価)



 ちなみに所属する各キャラクターの数値は


【例】

 桜那 B

 舞弥 B

 未悠 A

 沙姫 A


 となる


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 以下用語とか

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【指定制服】

 青防第一 特別養成学校の指定制服。

 シスター服のような簡素な見た目で、一見制服には見えない見た目をしている。(申し訳程度にリボンがついている程度)

 基本色は淡い黒で、学年によってリボンの色が違う(一年生は橙色、二年生は緑色。三年生は白色。四年生は水色。)


 リボンは地面→木々→雲→空をイメージ


 布にケブラー繊維を採用しており、対弾性に優れるが高価。



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【ホール】

 主にフレームの為に作られた特殊なアリーナ施設。

 吹き抜け構造で、四方に約3.5kmに及ぶ広大な敷地面積を持っている。

 最新のホログラム技術の導入により、普段はまるで病院の廊下のような無機質な空間から、青々とした平原や荒廃しきった市街地などを再現することが出来、またそれらのオブジェクトが破壊されると、それに対応した演出効果がなされるというリアリティ溢れるシステムになっている。(ビルのオブジェクトが破壊されると土煙の演出効果がなされるなど)

 また触ったり持ち上げたり、突き刺したりなどはできるが触った感触までは再現されておらず、どれもザラっとした感触がする。


 授業や学校行事の一つであるクラスチーム対抗戦や生徒間で自由に行われる模擬戦に使用される。


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【ドッグタグ型通行証】

 その名の通り、ドッグタグの形をした通行証のこと。

 特別養成学校の生徒が必ずと言っていいほど持っていないといけないアイテム。

 これには持ち主の生年月日や一部個人情報が入っており、またこれがないと学校にはいれないという、所謂ICカードの役割を担っている。

 ICカードの役割のほかに、「いざという時の身分証明書」や「自身が有事の際に死亡した際の印」というドッグタグらしい、極めて重要な役割も担っている


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【ネクサス】

 クラス対抗戦時とそれまでの練習期間等で組まれる、フォーマンセル(フレーム装着者二人、オペレーター一人、エーテル観測者一人の四人一組)のペアのことだが、各学科の人数によってその人数は変化する。


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【クラスチーム対抗戦】

 2年に一度行われる、フレームを用いたトーナメント方式の3クラス対3クラスの大規模な大会。現代の棒倒しのようなモノ。

 組まれるクラスチームはランダムで決まる。

 それぞれのクラスの陣地の奥側中央に「ピラー」と呼ばれる、縦20m、直径約10mの円柱状のホログラムで作り出された仮装オブジェクトを配置し、生徒はその「ピラー」を模擬弾、もしくは威力調整された近接武器で破壊(破壊と言っても演出)されないように死守する。破壊された側のクラスは防衛失敗とみなし、敗北となる。


 ピラー破壊の他に、自クラスの生徒が全滅した場合も敗北となる。


 各クラスの生徒は基本的に、相手の「ピラー」を破壊する役と防衛する役とに分かれて行動する。


 実際の弾は使わず、威力の低い模擬弾を使用し、また近接武器に関しては通常機・専用機の武装に威力調整(専用機だと、武装にリミッターをかけるか、スロットに余裕があるなら似た武器を使用する。)を施して使用する。

 相手との戦闘もしくはピラーの防衛において、大破判定を示すアイコンが出たものは、その場から退場する。


 フレーム用の超大型ホール全体をフルで活用する為、撮影等は全てドローンや定点カメラを使用して行う。


 専用機持ちの生徒が相手クラスよりも少ない、もしくは傷病等で出られない場合は、他クラスから生徒を補充するのも可。


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【模擬戦】

 フレーム用超大型ホールで行う、フレームを用いた戦闘。

 基本的にホールが空いている時間帯と管理人がいる時間帯なら何時でも行って良い。

 レギュレーションは模擬戦を行う生徒によって様々だが主に、相手のプロテクターのゲージを先に0にした方が勝ちの「スタンダードレギュレーション」と、ペイント弾および同ペイント塗料が塗付された近接武器を用いて相手へのヒット数を制限時間内に競い合う「ペインティングレギュレーション」の二つがある。(後者は準備や後片付けに時間がかかるので主に前者が使われる。)


 尚、模擬戦を行う際や専用機を所持していない生徒、専用機を持っているが訓練機を使用するという場合は、専用の各施設に申請をしなければならない。

 また、模擬戦を行う場合も逐一届出を出さないといけない。


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