Category 2:資源など


【エーテリオン鉱石】×

採掘技術の進歩により発見され、また「ガルムドライブ」を製造する際に必要な鉱石で、先進国の卓越した技術を駆使した採掘機でしか採掘することができないため、事実上のレアメタルと化している。

これと複数の金属(クロムなど)を絶妙な配合量で調合・錬成することによりガルムドライブとフレームの素体の元は完成する。

配合量は機密事項になっている。

これを使い、パーツを製造・開発していくことで「ガルムドライブ」とフレーム素体が完成する。

名前の通り、「エーテルに様々な反応をする」性質を持った鉱石であり、その反応性を利用して上記のような機器類や装備が作られたりしている。

 日本はこのエーテリオン鉱石の主な産出国であり、各国に輸出などをすることで経済を回している部分もある。


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【ミリオーパス】

単位表記「mmop/s」

エーテル濃度を観測する際に使用する単位のこと

0から1000の数字で表され、1000に近ければ濃く、0に近かければ薄いという事になる


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[エーテル]について×

本作の重要語句の1つ。

この物語内で大体の物を使う際はこのエーテルを[ガルムドライブ]という変換器を用いて電力に変換して動力を得る必要がある。

また、エーテリオン鉱石で作られた物やそれを含んだ物を粒子に変換・元に戻す事が可能であり、特殊な信号を与えることで、その粒子やデータに変換した物を無制限に全く同じ物に戻したり、再び粒子やデータに変換する事が出来るのが特徴。


因みに、エーテルを電力に変換した場合、原因は不明だが電荷の色が黒色になるというものがある。


発見当初は、粒子に変換した物を元に戻すには大規模な設備を必要とし、且つ不確定要素が多く実用化には至らなかった。また、「エーテリオン鉱石を素材に使用した物を粒子に変換する事が可能」という特徴を逆手にとって、「エーテリオン鉱石を含んだ敵兵器を粒子に変換して一掃する」兵器を作り、実際に使用した国もある。(後に条約で禁止された)


桜那たちが暮らす時代ではエーテルの制御も容易になり

また、粒子に変換した物を制限なく元に戻したり粒子に変換したりする装置(ライザー)も、まだ民間までは普及はしていないが、男性の掌サイズまでに小型化・薄型化されたものがある。(例:桜那のチョーカー型のライザー)


エーテルの濃度は国や地域によって様々で、日本は比較的濃度の起伏が無い。


また、濃度が低ければ低いほど、物体を完全に再現するまでに時間がかかり、最悪の場合再現出来ずに中途半端で展開が止まってしまう場合がある。


エーテルを電力に変える方法は基本的には機密事項となっている。




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[ガルムドライブ]について


前述の[エーテル]を特殊な電力に変換してフレームの動力を得ることが出来る変換機関であり動力機関。

黄金時代とされている時代にエーテルの発見と共に開発された動力機関だが、300年という月日・時代が進むにつれ汎用機に組み込むことが可能になるほどに流通してきた。

だが技術的な問題で、先進国の中でも限られた国でしか作ることができないという欠点がある。


見た目はバナナのように緩やかに折れ曲がった棒のような形をしている。


また、構造と駆動原理は変換方法と同じくブラックボックスになっている。


ガルムドライブ自体の耐久性は低く、運用する際には専用のカバーがかけられている。


現行で使用されているガルムドライブ(以下ドライブ)は所謂模倣品で、オリジナルのドライブは「ストラクチャ」という、過人戦末期に導入されたフレームの原型になった物に搭載されている。




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[ガルム・パルス]

各フレームに搭載されている「ガルムドライブ」が発する固有・特有の電磁波のこと。単に「パルス」とも。

戦闘時や捜索時はこれを頼りに索敵・捜索する。


ガルムパルスの周波数はすべて固有であり、またパルスの周波数にも個体差がある為、戦闘時や捜索時はその周波数を専用のデータベースと照合することで、ガルムドライブを搭載している機体の詳細を調べることが可能になっている。


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【吹向】(ふうこう)

大気中のエーテルの波の状態を表す言葉。この波の状態がよければよいほどフレームの展開時間や光学武器の効果がより効率的になる。また、風力や吹向の関係でフレームの受ける影響(飛行速度や各種光学武装の効果)も変わる。


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