第12話

俺の部屋で零無と一緒にゲームをしたりしてとても充実した時間を過ごしていた。

「おにぃー。ご飯出来たよー。」

そんな声が下から聞こえてきた。

「お、出来たか。」

俺は座ってやっていたゲームのテレビの前から立ち上がった。

それに気づいた零無は、

「出来たんだ。じゃあ、1回止めるね。」

とゲームをセーブして終わらせた。

「おう、偉いな。じゃあ一緒に下に降りてご飯を一緒に食べようか。」

と、俺は立ち上がりにくいだろうと零無に手を差し伸べた。

「う、うん。」

少し恥ずかしそうに俺の手を取って立ち上がった。

あれ、よく考えたらめちゃくちゃ恥ずかしいことしてる…。

俺は零無の顔が見れなくなって顔を背けた。

ちょっとして、「行かないの?」

と零無に言われ、ハッとした俺は部屋のドアを開けて、零無と共に部屋から出て階段を降りて下のダイニングへ向かった。

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