第10話 「レン、見て」「何?」


「ウィ~~~~~ン」


 俺は頭をガクガク揺らしながら言った。


「は? なに?」

「電動ヒゲ剃りの真似。ウィ~~~ン」

「……」


 レンは唖然としている。


「似てる? ウィ~……」


 ガシッと頭を掴まれた。レンの片手で俺の振動が止まる。


「なあ、一ついいか?」


「何?」


「似てない」



 完



◇◇◇◇◇


 

 似てないと言われてショックでしたが、

 考えてみれば、人間が電動ヒゲ剃りに似るわけがないんですよね。

 

 そんな簡単な事が分からないなんて、

 深夜テンションは恐ろしいですよ、全く。

  

 

 そんなことより、今日はポテチを食べたいです。




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