第1話~③
圧倒的な都会は、圧倒的な無気力と無機質を生んでいた。行き交う外国人は陽気ではしゃいでいるのに、一方同じ日本人しんだ魚の目をしてアスファルトを泳いでいた。もしかしたらエラ呼吸が必要なのかもしれない。
圧倒的なコンクリートジャングルには、様々な人間模様があった。
ホームレス。
ひと昔のホームレスといえば家のない老人をしめしていた。今は学校や家に居場所のないヤングホームレスが溢れていた
もしかしたら自分もヤングなホームレスにみられているかもと、キャリーケースを握るてに力にが入り汗ばんだ
20歳になっても子どもの価値観が押し寄せる。成人したからといって、大人の仲間入りをしたからといって、精神的未熟さはどこで大人になる訓練をするのだろうか
犯罪をおかす大人たちはなぜいつまでもいつまでも未熟なまま大人になってしまったのか。
社会では大人ぶって、裏では万年反抗期子どものまま。そんな社会人を軽蔑する大人になるとは思わなかった
勉強しても学歴、肩書きは手に入る 、ただそれだけ。本当に大人になるには、修道院レベルにいくしかないだろうとおもっていた。
年齢を重ねても、数にしかならない。肉体は老いても、心はいつも未熟で時代錯誤した大人たちの会話で溢れている
人が人を正義ぶり裁く権利が未熟な大人にあるだろうか
傲ってはいないか傲慢ではないか
そんなこと、ポツラポツラ考えながら、ホームレスを横目に、歩みを進めていた
ホームレスは雑誌をうってたり、空き缶集めたり独立国家を築いていたんだ
野良猫とワルツを 向日葵 @YorunisakuHimawari
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