第15話 宮廷魔法士の応援
街にコロール村の村人を連れて行くと俺は領主のカールハインツに保護を願い出る。
「アニエス様、村人を保護するのはコロール村が襲われたのですか。」「いいえ、コロール村の近くに魔族が魔物を集めて潜んでいます。」
「村が襲撃される恐れがあるのですね。」「はい、魔族が片付くまで保護をお願いします。」
「魔族はアニエス様たちが討伐するのですか。」「私たちは逃げてきました。」
「氷獄のエスエを倒したあなた方が逃げたのですか。」「相手はおそらく液化のラミアです。」
「何ということだ。援軍を呼ばなくては・・・」「すでに応援を頼んでいます。応援が来たら冒険者ギルドと協力するつもりです。」
「分かりました。騎士団の応援が必要なら申し出てください。」「ありがとうございます。」
俺は村人をカールハインツに預けると冒険者ギルドへ向かう。俺たちは冒険者ギルドに入ると受付に言ってギルドマスターのカスパーに面会を求める。
カスパーは事前に液化のラミアの話をアヒムたちとしていたのですぐに応対してくれる。
「アニエス様、「アニエス様をあがめ隊」と一緒に来られたということは良い話ではありませんね。」「はい、私たちはコロール村の近くで魔族を発見して逃げてきました。」
「勝てませんか。」「今のままでは勝てません。応援を待ってから動きます。」
「魔法省に応援を頼んだのですね。」「はい、他にアネットにも応援を頼みました。」
「彼女が来るのなら心強い。我々は一緒に戦えばよいのですね。」「お願いします。今の冒険者はどうですか。」
「Åランクパーティー1組、Bランクパーティー1組、Cランクパーティー2組です。それ以下の者は連れていけないでしょう。」「シルバーグリズリーが100匹位いるので対処してもらいます。」
「分かりました。魔族の正体は分かりますか。」「おそらく液化のラミアと配下が2人です。」
俺は冒険者ギルドの協力を得る。そして、1週間後、宮廷魔法士の応援が来る。ローズとアネットである。
ロースは26歳になって俺好みの美女になっている。彼女は年々実力をつけ、宮廷魔法士の中で最強と言われている。
アネットは17歳になってきれいな女性に成長している。俺は彼女にスタイルで大きく差をつけられている。
いずれにせよ、2人が応援に来たのは心強い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます