第13話 ナナ王国王都 Ⅱ


 王都で王立図書館に籠り本を読み知識を増やして居たが、付与魔法の本が読めなく


てどうしたら良いのか、いい案が思い付かずに暇つぶしのつもりで討伐をギルドで受


けて、マロナと言う町に来たが今から村長に会い状況を聞き、どうするかの検討をし


たいと思って居ると、村長が近ずいて来て「君が依頼を受けた冒険者か?」言いなが


らソロで大丈夫かといつて来た、俺が今の状況を聞きたいと言うとイカは港のすぐ近


くに居るので見えるが、大きさが20mぐらいで手を伸ばすと30mぐらいは有り、とに


角巨大なイカでこの辺では初めて見る魔物だそうで、村長はイカをイカルスと呼んで


居た、俺もそう呼ぶことにして村長にそのイカルスの所に連れて行って貰い、俺の魔


法が利くか試すのでイカルスに近づき魔法を撃つことにした、約30m程に近づきこれ


以上はイカルスの手を伸ばすと届く可能性があり、ここで魔法を放つことにしたがま


ずはライトニングスピアで行く、魔力を練り込めていく事30秒ほどでイカルスに向け


放つと見事に命中したイカルスが一発で死んだようで、動かなくなり漁師が棒でつ


つくも動かない、俺が収納すれば分かるが大勢の目が有るので止めて、もう一発魔法


を打つので皆に下がる様に言った、アイススピアを3連発で放つとイカルスに刺さり


死んだようでピロンと鳴った。


 お化けイカイカルスを討伐して村で宴会になり、漁師からお礼を言われユキムラ様


の再来だとか言われて飲み俺は酒に弱い事を発見した、明くる日馬車の御者と村長か


ら貰ったサインの入った依頼書を懐に入れて、王都に戻る為に馬車を走らせてもらっ


て居た、御者と話をしながら王立図書館にある付与魔法の本を読みたいが、何かいい


方法が無いか聞くと御者が「ギルド本部のギルマスが、閲覧を了承した」と言う書類


が有れば閲覧できるそうで、御者さんが一度頼んでみて呉れるそうだ、この御者さん


ただ者じゃないと思ったら、「俺は南ギルドのサブマスでルガルスと言う」と挨拶し


てくれ「ユキムラです」と返して置いた、ユキムラさんの魔法はすごいです「初めて


見ましたあの雷魔法は」と言い帰りは雑談しながらの道で早く着いた気がした、サブ


マスが2~3日待って欲しいと言うので、宿は何処ですかと聞かれたので安らぎの猫亭


と告げると宿まで送ってくれた、それから4日目に宿に連絡が入りギルドに行くと、


サブマスのルガルスさんが待って居た、この前の対価金貨3枚を受け取りサブマスに


連れられて階段を登るとマスタ-室に入り、君がユキムラだねこれを君に渡そうと


1枚の書類を渡して呉れた、それで図書館で付与魔法の閲覧が出来るはずで、今この


国には付与できる者が居ないので、もし君が出来たなら王都の魔法師団に推薦するが


どうだねと言われたが、俺は世界中を旅して回りたいのでお断りした。


 それでギルマスの部屋を出て、図書館に向かった頃ギルマスの部屋でサブマスと


話をして居た、ギルマスがユキムラの鑑定を試みたが弾かれ何も分からなかったそう


で、ギルマスよりレベルが高いとはいったい幾つだと言いつつ、性格はよいのでこの


ままにして置いても問題はなさそうだが、どうするとサブマスに聞くとそっとして置


きましょう、今後どう成長するか楽しみが出来たと言いながらお茶を飲んだ、その頃


俺は二人がそんな話をしているとは知らずに、王立図書館に来ていた入り口で金貨1


枚と大銀貨1枚を渡して、書士さんにギルマスから貰った書類を渡して、付与魔法の


閲覧許可を貰って来た事を告げ、部屋に案内してもらいカギを開けて貰って居た、


部屋に入ると若干黴臭く感じて暫くは誰も入って居ない事が分かった、本を取り出し


て読む事3時間ですべて目を通してしまい、書士さんにありがとうと言って図書館を


出て宿に帰り、部屋で暫くフラッシュバックの様に思い出していた、それから剣を出


して付与する事にした火の魔法を付与すると、剣を持ち魔力を流すと火が噴き出たの


で直ぐ止めて剣を仕舞い、家の中でするもんじゃ無いと思い直した、6時の鐘が鳴り


食堂に行き食べて居るとたまみちゃんが来た、「俺がまた旅に出ると言うと」嘘と言


いながら奥に入って行った、女将のまみさんが来て「ごめんなさいあの子あなたに惚


れて居たので、ちょっとショックだったのだと思うので許してやって」と言いながら


「また来てねと言いこれからどちらに行くのですか?」と言うので、トガ神国に行き


トガ本山に寄り昔に居たと言う同じ名前の人にお参りして、また戻るさ俺はこの国の


ハマノ村出身なので又来ると言って部屋に戻り、鍵を掛けてダンジョンに転移したら


(コアが良く来てくれましたあと20層増やすのでMPを分けてく下さい)と言うので


MPはどれくらいいると言うと(3000ほど要ります)と言うのでコアに触れてMPを流


すとダンジョンが揺れた、コアがOKですと言いながら特に変わりが無いそうだ、マ


スタール-ムでお茶を入れて飲み風呂に入ったら、なでかほっとした様だった。


 コアに又来ると言って宿に帰り寝たのが8時ごろで、朝は当然早くに目が覚めるの


でランニングと素振りを30分して部屋に戻り瞑想した、朝の鐘が鳴り食堂で朝食を食


べて居るとたまみちゃんが来たのでハグしたらまた来て、と言って奥に入ったので俺


は昨日作って置いたネックレスを女将さんに渡して、たまみちゃんに渡して置いてく


れる様に言った、ネックレスには付与が付いて居て健康な体が付いて居た、朝に出発


して王都を出て南に進みトマク湖を目出し歩く事にして居たが、途中にマチカと言う


う町が有りそこから山道を通り、廃坑のミスリル鉱山が有り上手く行けばミスリルが


手に入り剣が打てるかも知れない、と言う望みも有り山の中で修行するのも良いかも


と思いながら進みマチカに着いた、王都から400km程離れて居るのでここから山道


に入ると途中には何も無く、魔物か山賊位しかいないそうでパンを30個ほど買い果物


や野菜も買い鍋とすり鉢フラスコの様な物まで買い収納した。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る