第12話 ナナ王国王都に


 ハマノ村を出発して4日でトシハの町に着いた、この町は王都への中継点でここか


らは3日で王都に着くそうだ、この町のそばには大河が流れて居て、川を下れば1日


で着くそうだが大銀貨2枚の運賃だ、この川はルカ川と言う名前で支流がハマノ村の


傍を流れているが、交通には利用して居なかったので歩きに成って居た、駅馬車も


無かったがここには有るようで、馬車を使うと王都に着くのが明日の昼に成るそう


だが大銀貨1枚の料金が居る、俺は急ぎもしないし着けばいいのでのんびり行く、


取り敢えずここで宿を探して見る事に、冒険者ギルドに寄り宿を聞くと紹介して


くれた、行くと1泊銀貨5枚で朝夕の飯付きらしいので、ここに決めて銀貨5枚渡すと


212号室だよと鍵を渡して来た夕食は6時の鐘が鳴ってからだと聞こえ、朝も6時だ


と声がしたが俺は部屋に向かった、部屋は小綺麗にしていたしベッドも綺麗だった、


俺には荷物も無いし怪しい人に見えたのか、受付のおばさんは愛想が悪かった


6時の鐘がなり降りて行くと結構な人が食堂にいた、この宿は金の小麦亭と言い


この町では有名な宿だったようで、客が多いので王都に行く商人が主に多く次いで


冒険者の様だ、一晩泊まり朝から素振りの為早起きして、町の見学も兼ねて1時間ほ


どランニングもして来た、街道筋に何軒かの宿が有り町自体はそれほど大きくなく、


人口は3000人程の町らしいが産業がなく、中継地と言うだけの町の様だ、宿に帰り


朝食を食べてギルドにより、王都までの護衛依頼が無いか聞くと受付嬢が「ソロです


か」と聞いて来たので「ソロだ」と答えると、「ソロだと無いですね」と言って「申


し訳ございません」と誤って来たので俺は「仕方ないよ」と言って街道に出て王都方


面に歩き出した、2日目に街道筋で商隊が山賊に襲われて居たが近づいて見ていると


冒険者が勝ちそうなのでそのままにした、3日目に王都に着いた城門で門兵にタグを


見せて冒険者ギルドの場所を聞くと、この王都には3か所のギルドが有るそうで北と


南の街道筋に有るのと、中央に本部ギルドが有るそうで俺は南ギルドに行く事にし


た、南ギルドは王都から南のイマク湖方面に行く街道筋にあり、ギルドに行く途中に


宿も有り先に宿を確保して置くことにした、宿の名前は安らぎの猫亭で受付にはかわ


いい猫獣人が居た、12~13才の女の子で俺が入って行くと、「いらっしゃいお泊りで


すか」と声を掛けて来た、俺が「1週間程泊まりたい」と言うと「分かりました1日が


銀貨5枚に成るので大銀貨3枚と銀貨5枚に成ります」と答えてくれた、「朝夕の食事


付きで朝は6時の鐘がなってからと、夕食は夕方6時の鐘が鳴ってからに成ります」と


言って鍵を渡して来たが、その子に南ギルドに行きたいので後で来るので預かって居


て、と言ってギルドの方に歩いて行ったら宿から5分程に有った、ギルドに入り受付


で「ここに資料室は有るか」と聞くと、「当ギルドには資料室はなくて中央ギルドの


傍に王立図書館が有るので、そこで調べ物や知りたいことはそちらを利用してもらっ


ています」と言われたので、「そこは誰でも入れるのか?」と言うと、冒険者のタグ


が有れば金貨1枚の保証と大銀貨1枚の使用量が居るそうだが、保証料は何も無ければ


帰りに返して呉れるそうだ、図書館は王城の近くに王立魔法学校が有りその並びに有


るそうだ、図書館の開館時間が朝の9時~夕方の6時の鐘が鳴る迄だそうだ、俺は別に


ギルドには用事が無くて王立図書館に用があり、明日朝から行く事にしたので宿に帰


り、女の子にカギを貰い図書館の場所を聞くと詳しく教えて呉れた、女の子の名前は


たまみちゃんで12才だそうで可愛い子だ、その夕方の食事が海の魚の煮物で美味しさ


が半端なくて、ここにして正解だと思ったあと部屋に戻りクリ-ンを掛けて、ベッド


に潜り込んで明日からの段取りを考えていると寝てしまった。


 翌朝に日の昇る前に起きたので、ランニングで見学しながら1時間程走り図書館も


見付けて置いた、それから素振りを30分はやりクリ-ンを掛けて、朝食に行くと


たまみちゃんも食べて居たので早いねと言うと、今日は学校が有るからと言い食べて


出て行った、俺も食べ終えたが図書館の開館が9時なのでまだ時間が有るので部屋に


帰り、瞑想をして魔力を練り全身に魔力を巡らせていると、俺の創造魔法の一つの


魔法時計が8時を知らせて来た、これは形も無いが1日が24時間なので1時間ごとに


ピコとなる様にしたオリジナルだ、宿をでて図書館に向かって歩きながらうろついて


いると、見るからに柄の悪そうなお兄さん3人が近寄って来た、その中の一人が「


田舎者がうろつきやがって」といちゃもんを着けて来た、近くを歩いていた人も足早


に離れて行き、俺はあんた等には用が無いので消えなと言うと、3人が怒り出して


殴りかかって来たのを躱して逆に一撃を入れたら、動かなくなりまだ遣るかと言うと


倒れた男を引っ張りながら路地に消えて行った、俺は何も無かった様に図書館に向か


って行った、9時過ぎに図書館に着いたので入り口で金貨1枚と大銀貨1枚を渡して、


書士さんと思われる人に声を掛けて見た、「魔法の本と錬金術の本が有りますか」


と声を掛けると案内してくれ「こちらには魔法の本とあちらに錬金術の本がございま


す」と言って受付に戻った、俺は魔法の本と錬金術の本を片っ端から読み記憶に貯め


て行った20冊程読んだ所で5時に成り、宿に帰り夕飯を食べて部屋に戻り記憶を整理


して行き、両方の知識が大幅に増えたので王都を出た時に検証する事にした、明くる


日も図書館に行き本を読み歴史も読んだ、その昔に英雄と言われた人が居たそうで、


その人の名前もユキムラだったらしくこの世界が悪魔に負けそうに成って居た時に


現れて、世界を助け最後に悪魔の軍団と相打ちになり、世界を助けたが無く成りその


亡骸を、トガ神国のトガ本山に埋葬したのがトガ神国の始まりだそうで、その為に


世界にユキムラと言う名前が多くいたそうだが、最近は少なくなったそうだそんな


歴史も読み終わり、書士さんに「付与魔法の本が無いのは撫でですか?」と聞くと


付与は国の機密事項で一版人には閲覧禁止に成って居るそうで、鍵の掛かった奥の部


屋に保管されているそうだ、ここで無理を言っても駄目そうなので帰る事にした、


宿に帰りどうしたら良いのか考えるもいい案が浮かばず、明日はギルドで何か仕事が


無いか聞くことにした、ギルドに朝から来たが結構冒険者が居たので減るのを待ち、


受付でタグを見せて「Bランクのユキムラと言う者だが、仕事を探して居るが何か無


いか」と言うと「王都の北にある町の港にお化けイカが現れて港が閉鎖された様で、


このイカの討伐依頼が出て居ますが受けますか」このお化けイカの討伐ランクはBラ


ンクですがチームのBランクで、ソロは普通はダメなのですが今の所誰も受けないの


で、ソロでも良い事に成ります。

 

 この討伐の対価は金貨3枚に成りますが、往復の馬車はギルドが御者も付けて持つ


ので頑張って来て下さい、取り敢えず現場に急ぎ行く事にした、1日半の行程が有り


着くまでに対応を考えていくと、ライトニングスピアとアイスランスの2本柱で戦う


つもりだが、イカが陸の近くに居ればやりやすいがうまくいくかと言う所だ、1日半


で着いた町はマロナと言うらしいが、1500人程の村で村長が対応の長らしく、港の


近くに行くと村長が居た。







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