第3話 ハマノ村での生活 Ⅱ


 材料運びの仕事を1日休み、冒険者ギルドで勉強して1日を過ごした次の日、


ユキムラはギルドに来ていて材料運びの仕事を受け、現場に行こうとしていたら


受付嬢のマナさんに呼び止められて「今日も材料運びするの?」と聞かれたので、


「そうだよこれしかないよな俺は装備も無いし」と言うともう少しお金が溜まり、


「装備を買う気なら武器屋さん紹介するよ」と言って呉れた「その時は宜しく」


と言って置いたが案外早くその時が来た、材料運びを10日続けて居ると持ち金が


遂に銀貨100枚になったしランクも1つ上がりEランクに成った、タグが銅板になり


木を卒業したので、装備をそろえ薬草採取や魔物討伐をする事にした、マナさんの


紹介状を手に武器屋に行って、紹介状を店番の店員に渡すと店の奥からドワーフと


思う人が出て来て、「お前かマナの紹介状を持って来たのは」と聞いて来たので、


「ハイそうですマナさんに懇意にして貰っています。」と言うと、「お前は新人だな


装備はなにをしている」と聞かれたので、「今は何も装備して居ないし村外にも出て


居ない」と言うと、武器屋のオヤジはそれは賢い選択だと言い、武器は何がいいと


聞いて来たが俺は分からんと言った、するとオヤジがこれを振って見ろと1本の剣を


渡して来た、片手剣の様だが「俺は手に持ったことも無い」と言うと、まあ振って見


ろと言うので振るとなかなか良いと言う、それを使え大銀貨5枚だといい後皮の鎧と


ブ-ツを手渡されて全部で金貨1枚だと言った、俺は何が何だか分からなかったが、


言われるままに金貨1枚支払ったらオヤジが「わしはホ-トンと言うお前は」と言っ


て来たので「ユキムラです」と返すと、いい名前だと言い「次に金を貯めて来たら


もっといい装備を拵えて遣るのでまた来い」と言って奥の部屋に入って行った、


店番の店員がオヤジさんがあんな事を言うのは初めて見たと言った。


 武器屋で何とか装備を揃えたので、薬草採取に行く事にした現在は11時を少し過ぎ


た時間で、直ぐそこの山に行き薬草を採取する事にした、南門を出て10分ほど行くと


山のすそ野が広がり薬草の採取をする事に、ギルドの図鑑は見たが実物を見るとなん


か違い、1本の草を取り眺めて居るとピコンの音がした、ステ-タスを見ると鑑定が


レベル1に成って居るので、草を片っ端から鑑定してみたら薬草が30本取れたし、


鑑定のレベルが3に成って居た、ギルドに帰り買取窓口に行き薬草30本を出すと、


職員が「きれいな薬草だ南門の先で取れたのかい?」と聞いて来たので、「そうで


す」と答えると一束銀貨7枚で買い取るよと言った、それで大銀貨2枚と銀貨1枚を貰


い帰る前に、マナさんに「武器屋紹介ありがとうございます。」とお礼を言っておい


た、宿に帰り受付で鍵を貰い3階の部屋に行き魔法の練習を始めた、まずは魔力の練


り方をギルドの本に有ったようにすると、何となくおへその辺りがホカホカしだし、


これが魔力と言う奴かと感慨に浸って居ると、ピコンと鳴り魔力操作を覚えたと出た


レベル1だったが感動した、それから夕御飯の時間まで魔法を練習した、風がレベル1


に成り水と土もレベル1に成った、火と光はそのままで練習は又今度にして、御飯を


たべに1階に降りて済まして部屋に戻り、鍛冶は無理だし錬金術も難しいのでマジッ


クバックて何て考えるが別にバッグを持って居ないし、どうしたらいいのか見当も


付かずに考えが思い付かないので、何かヒントは無いかと明くる日の朝の内に雑貨屋


に行く事にした、するとそこにマジックバックが売ってあった、店員にこのバックは


幾らと聞くと白金貨5枚と帰って来た、店員がこのバックで馬車1台分ぐらい入ると


自慢げに言った、ほかにポーションにマナポーションなども有り参考になった、


ギルドに行き何か受けるつもりで掲示板を見て居ると、ゴブリン討伐と言うのが有り


その紙を持って受付に行くと、マナさんが居たので聞くと1匹でも何匹でも良いらし


く、「ゴブリンは繫殖力が強く直ぐ増えるので、常設依頼と言って討伐すれば右耳を


切り取って持ってくれば、1匹とカウントしてくれ銀貨5枚になる、ついでに魔石も取


れば1個銀貨2枚になるので、1体で銀貨7枚に成る美味しい話だが、ゴブリンは団体で


行動する事も多く囲まれて殺される事もしばしばある」そうだ、常設依頼なので薬草


採取のついでに「ゴブリンを見付ければ倒す」ぐらいが良いと思うとアドバイスを


呉れた、いつもの南門から出て薬草を取りながら手に持った薬草を睨み、収納と言う


と手の薬草が消えたがマジックバックに入ったと感じる事が出来た、初めての感覚で


これは便利だと直ぐに気が付いた、容量はどのくらいだろうか雑賀屋のバックは馬車


1台と言って居たが、俺はバックを持って居る訳ではないし?が大きくなるが、何か


で試す事にしたいが何が良いのかと思って居ると、鑑定だそうおれにはこれが有った


のを思い出して、マジックバックに意識を向けて鑑定と言うと、容量無制限とあるが


生き物は収納出来ないと有った、これはとんでもない物だと言う気がして来た、秘密


にしなければ絶体に不味い気がしたので、帰ったらバックを買いカムフラージュする


事にした、薬草を取りながら少し奥に行くと、ゴブリンが2匹歩いていたので魔法の


石の槍を飛ばすと1匹が倒れ、1匹が向かって来たので剣で切るとゴブリンが倒れた、


右耳を切り取り魔石を抜き取るのが大変で、魔法で何とかならない物かと考えたら、


死んだ個体なら魔石だけ抜き取れるようで、試すと出来たので便利だ魔法はと思う


ユキムラだった、薬草が2束とゴブリンが2体倒したので帰る事にした、南門で門兵


にタグを見せて入りギルドに向かうが、途中で雑貨屋により大きめの肩掛けバック


を買い、肩にかけてギルドに入ったらマナさんが「バッグ買ったのと声を掛けて来


た」「そうだよこれからは要ると思って」と俺は返した、買取窓口で薬草2束とゴブ


リンの右耳2つと魔石が2個出して買取をして貰う、銀貨28枚に成ったので良い儲けに


なった。








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